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AISCEAS(アイシーズ)の法則とは?BtoBで「比較・検討」の壁を突破する最強のプロセス

  
AISCEAS(アイシーズ)の法則の概念図。BtoBの購買プロセスには「比較」と「検討」という深い谷があるが、適切な営業戦略によってその谷に橋を架け、成約へと導く様子を表現。
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▼ この記事の対象:資料請求は来るがアポに繋がらない、相見積もりで競合他社に負ける、決裁者の「検討します」で案件が消滅するBtoB営業担当者

AISCEAS(アイシーズ)の法則の概念図。BtoBの購買プロセスには「比較」と「検討」という深い谷があるが、適切な営業戦略によってその谷に橋を架け、成約へと導く様子を表現。

「Webサイトからの問い合わせはあるのに、成約まで至らない」
「商談は盛り上がったのに、『社内で検討します』と言われたきり連絡が途絶えた」

BtoB営業で必ずぶつかるこの壁。その正体は、顧客の購買プロセスにおける「比較(Comparison)」「検討(Examination)」のハードルです。

個人向けの「AISAS(アイサス)」モデルに対し、失敗が許されないBtoB取引では、より慎重なプロセスを経る「AISCEAS(アイシーズ)」の法則が適用されます。
この記事では、多くの営業マンが脱落する「比較・検討」の谷を乗り越え、確実に受注を手にするための戦略を解説します。

AISCEAS(アイシーズ)とは?BtoB特有の「死の谷」

AISCEASとは、インターネット普及後の購買行動モデル「AISAS」に、BtoB特有の「比較」と「検討」のプロセスを加えた概念です。

  1. Attention(認知):商品を知る
  2. Interest(興味):興味を持つ
  3. Search(検索):詳しく調べる
  4. Comparison(比較):競合他社と比べる
  5. Examination(検討):導入効果やリスクを吟味する
  6. Action(行動):購入・契約
  7. Share(共有):評価を共有する

なぜBtoBでは「即決」できないのか

個人消費なら、検索(Search)して良さそうなら、その場で購入(Action)できます。
しかし、企業取引には「説明責任」が伴います。

担当者は、決裁者(上司・社長)に対して以下の2点を証明しなければ、稟議を通すことができません。

  • Comparison(比較):「なぜA社ではなく、この会社を選んだのか?(相見積もりの結果)」
  • Examination(検討):「投資対効果は確実か? リスクはないか?(導入の妥当性)」

この2つのフェーズで、顧客の手助け(情報提供)ができるかどうかが、トップ営業マンとそうでない営業マンの分かれ道となります。

魔の「C(比較)」フェーズを攻略する方法

顧客は必ず競合他社と比較(相見積もり)をします。これを止めることはできません。
重要なのは、「自社が有利になる比較の土俵」を用意することです。

選ばれるための「比較表」を先に渡す

顧客に勝手に比較表を作らせてはいけません。知識のない顧客が比較表を作ると、どうしても分かりやすい「価格」だけの勝負になりがちだからです。

【アクション】
自社の強み(例:サポート体制、納期の早さ、専門性など)が際立つ項目を軸にした「競合比較表」をこちらから提示しましょう。
「価格では負けますが、運用コストとサポートの手厚さを含めた3年間のトータルコストでは弊社が最安です」といったロジックを提示することで、選定基準をコントロール(アンカリング)できます。

USP(独自の強み)の明確化

「なんでもできます」は、比較フェーズにおいては「特徴がない」と同義です。
「不動産業界に特化したメール配信」「〇〇エリア最安値」など、比較された瞬間に「ウチの会社のためのサービスだ」と思われるタグ(USP)を明確に打ち出しましょう。

AISCEASにおける「比較(C)」と「検討(E)」フェーズの攻略図解。比較フェーズでは戦略的な比較表の提示、検討フェーズでは稟議用の代理資料提供が重要であることを、Before/After形式で解説。

顧客に「比較」や「社内説得」を丸投げしてはいけません。営業マンが先回りして、選ばれるための「比較表」と、稟議を通すための「代理資料」を用意しましょう。

魔の「E(検討)」フェーズを攻略する方法

比較を勝ち抜いても、最後の難関「社内検討(稟議)」が待っています。
ここでの最大の敵は、競合他社ではなく「現状維持(今はやめておこう)」という結論です。

損失(機会損失)を数字で示す

決裁者は、新たな出費(リスク)を嫌います。
重い腰を上げさせるには、「導入しないことで、毎日これだけの損失が出ています」という機会損失の提示が有効です。
(例:手作業による人件費の無駄、機会損失による売上ダウンなど)

決裁者を説得する「代理資料」を用意する

多くの場合、窓口の担当者はあなたの商品のプロではありません。
彼らが社内会議で上司を説得できるよう、「そのまま会議で配れる資料」を渡してあげましょう。

  • 導入後のROI(費用対効果)試算表
  • 具体的な導入スケジュール表
  • 同業他社の成功事例集(安心材料)

「検討しておきます」と言われたら、「検討に必要な資料はすべて揃っていますか? 上司の方にご説明する用の資料もご用意しましょうか?」と切り返すのが正解です。

まとめ:顧客の「言い訳」を用意してあげよう

AISCEASの「C」と「E」は、顧客にとっても面倒で苦しいプロセスです。
だからこそ、営業マンが先回りして「上司を説得するための武器(比較表・検討材料)」を手渡してあげることが重要です。

  • Comparison: 自社が勝てる軸での「比較表」を提示する
  • Examination: 「現状維持のリスク」と「稟議用資料」を提供する

「ご検討ください」と放置するのではなく、「一緒に稟議を通しましょう」というパートナーの姿勢を見せることで、成約率は飛躍的に高まります。

比較・検討の土俵に乗るには、まず「認知(A)」から

AISCEASモデルも、最初の「Attention(認知)」がなければ始まりません。
Webで待つだけでなく、貴社の強みを高く評価してくれるターゲット企業へ、こちらからアプローチを仕掛けませんか?

AISCEASに関するよくある質問

Q. AISCEASとAISAS、BtoBではどちらを重視すべきですか?
A. 基本はAISCEASです。特に高額商材や、導入に社内承認が必要なサービスの場合は、「比較(C)」と「検討(E)」のプロセスを無視すると失注の原因になります。
Q. 比較表を作ると、かえって価格競争になりませんか?
A. 価格のみを比較する表を作ればそうなります。ポイントは「サポート体制」「導入スピード」「拡張性」など、自社が競合より優れている「非価格」の項目を軸にした比較表を作成することです。

参考・出典

  • 購買行動モデル「AISCEAS」提唱:有限会社アンヴィ(2005年)
  • 『BtoBウェブマーケティングの新しい教科書』 渥美 英紀 (著)
  • その他、各種デジタルマーケティング用語集(ferret、SynergyMarketing等)を参照

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