動画コンテンツマーケティングの始め方、作り方から自社サイトやyoutube公開まで解説
この記事の要約:
「Webサイトのアクセスが伸びない」「文章だけでは商品の良さが伝わらない」と悩む中小企業の経営者・販促担当者向け。スマホ1台で始められる動画コンテンツの作り方から、YouTubeへの公開手順、そしてFAXやメールを使って「動画を見てもらう」攻めの集客テクニックまでを分かりやすく解説します。

「一生懸命ブログを書いているのに、問い合わせが増えない……」
「SEO対策やwebマーケをやってみたけれど、競合が強すぎて勝てない」
今、多くの中小企業がこのような「Web集客の壁」にぶつかっています。
テキスト(文章)だけの情報は、読むのに時間がかかるため、忙しい決裁者から敬遠されがちです。
そこで突破口となるのが「動画コンテンツ」です。
この記事では、動画マーケティングの基礎から、作った動画を確実にターゲットに見てもらうための「アナログ活用術」まで、実践的なノウハウを公開します。
💡 マーケティング担当者の方へ:
動画以外の施策も含めた、BtoB集客の全体像や戦略マップを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
📖 デジタルマーケティング完全ガイド|BtoB企業がやるべき施策一覧
なぜ今、BtoB企業に「動画コンテンツ」が必要なのか?
「1分間の動画」は「3,600ページのWebページ」に匹敵する
アメリカの調査会社Forrester Researchによると、「1分間の動画が伝える情報量は、Webページ3,600ページ分に相当する」と言われています。
複雑なシステムや、無形のサービス、精密な加工技術などは、言葉で説明するよりも、映像で見せた方が一瞬で伝わります。
顧客の理解スピードが上がれば、それだけ検討期間も短縮されます。
遠方の顧客にも「対面営業」に近い信頼感を与えられる
動画には、発信者の「顔」「声」「雰囲気」が含まれます。
これらは、顧客に安心感を与えるための重要な要素です。
地方の企業であっても、動画を使えば、東京や大阪のクライアントに対して「まるで目の前でプレゼンしているような」臨場感のある営業が可能になります。
動画は、24時間365日働き続ける優秀な営業マンなのです。

図:情報伝達スピードの比較。動画はテキストの何倍もの情報を、短時間で直感的に伝えることができます。
集客・成約につながる!BtoB動画の種類と活用シーン
サービス紹介・デモ動画(検討初期)
「どんな課題を解決できるのか」「実際の画面や動きはどうなっているか」を解説する動画です。
30秒〜2分程度にまとめ、WebサイトのトップページやLP(ランディングページ)に掲載します。
お客様の声・事例インタビュー(比較検討)
実際に導入した企業の担当者にインタビューを行い、「導入前の課題」と「導入後の成果」を語ってもらいます。
第三者の言葉は信頼性が高く、最終的な決断を後押しするキラーコンテンツになります。
ウェビナー・セミナー動画(信頼構築)
過去に開催したセミナーの録画や、業界のノウハウを解説する講義形式の動画です。
専門知識をアピールすることで、「この会社は頼りになる」という信頼を獲得できます。
スマホでOK!初心者でも失敗しない動画コンテンツの作り方
企画構成:ターゲットの「悩み」と「解決」を明確にする
いきなり撮影を始めてはいけません。
まずは「誰に」「何を伝えて」「どうしてほしいか」を紙に書き出しましょう。
- ターゲット: 誰に見せる動画か?(例:工場の生産管理者)
- 悩み: その人は何に困っているか?(例:検品ミスを減らしたい)
- 解決策: 自社商品でどう解決できるか?(例:自動検品AIのデモ)
撮影・編集:高価な機材は不要!スマホと無料アプリで十分
最近のスマートフォンのカメラ画質は、プロ用機材に匹敵します。
明るい場所を選び、手ブレしないように三脚(数千円で買えます)を使って固定すればOKです。
編集も、パソコンなら「Canva」や「PowerDirector」、スマホなら「CapCut」などのアプリを使えば、文字入れやカット編集が簡単にできます。
凝った演出よりも、「音声が聞き取りやすいこと」「文字が見やすいこと」を優先してください。
作った動画をどこに出す?YouTubeと自社サイトの使い分け
YouTubeは「検索」と「認知」の入り口
YouTubeは、Googleに次ぐ世界第2位のアクセス数です。
タイトルや説明文にキーワード(例:「○○ 使い方」「○○ 費用」)を入れることで、検索ユーザーに見つけてもらうチャンスが増えます。
また、YouTubeはGoogleの傘下であるため、動画コンテンツはGoogle検索結果の上位に表示されやすいというSEO上のメリットもあります。
自社サイト(LP)に埋め込んで「コンバージョン」率を高める
YouTubeで見つけてもらうのを待つだけでなく、自社のホームページやランディングページ(LP)に動画を埋め込みましょう。
文字だけのページに比べて、滞在時間が長くなり、問い合わせ(コンバージョン)率が大幅に向上します。
あわせて読みたい:
BtoBランディングページ(LP)の作り方|成約率を高める構成の鉄則
【重要】動画は「待っていても」見られない!再生回数を稼ぐ秘策
SEOだけに頼ると、届くまでに時間がかかりすぎる
YouTubeやGoogleの検索順位が上がるまでには、数ヶ月〜半年以上の時間がかかります。
「今すぐ集客したい」という経営者にとって、このタイムラグは致命的です。
また、昨今はAIによる回答(ゼロクリック検索)が増えており、そもそも検索結果から動画にたどり着く人が減っています。
FAXDMやメールで「動画URL」を直接送りつける裏ワザ
そこで有効なのが、こちらからターゲット企業に動画を届ける「プッシュ型」の配信です。
具体的には、FAXDMや営業メールを使います。
「御社の課題を解決するデモ動画を作りました。1分だけ見てください」
というメッセージと共に、動画へのリンク(QRコードやURL)を送るのです。
動画×アナログで最強の営業ツールを作る
紙(FAX)で興味を惹き、QRコードで動画を見せる「黄金ルート」
FAXDMは、開封率ほぼ100%で決裁者の手元に届きます。
しかし、紙面(モノクロA4用紙)だけで商品の魅力を伝え切るのは困難です。
そこで、紙面にはキャッチコピーと「続きは動画で」というQRコードだけを大きく載せます。
興味を持った担当者がスマホをかざせば、そこで鮮明なカラー動画によるプレゼンが始まります。
これが「アナログで届けて、デジタルで説得する」最強のハイブリッド営業です。
文章で伝わりにくい商材ほど、この組み合わせが効く
- 動きのある機械やロボット
- 雰囲気重視の店舗や施設
- 言葉では説明しづらいコンサルティングサービス
こうした商材は、FAXDM×動画の組み合わせで劇的に反応が変わります。
「百聞は一見にしかず」を、FAXDMを使って強制的に作り出すのです。

図:アナログからデジタルへの黄金ルート。開封率ほぼ100%のFAXDMを「動画への入り口」として活用し、スムーズに問い合わせへ繋げます。
まとめ:動画は「優秀な営業マン」。アナログで顧客の元へ派遣しよう
動画コンテンツは、一度作ってしまえば24時間365日、あなたの代わりに完璧なプレゼンをしてくれる資産になります。
しかし、その優秀な営業マン(動画)も、社内で待機しているだけでは売上を作りません。
FAXDMやメール営業という「移動手段」を使って、見込み客の目の前まで動画を送り届けてあげてください。
Web集客の限界を感じている方こそ、この「動画×アナログ」の掛け合わせを試す価値があります。
あなたの動画を、地域の決裁者へ届けませんか?
業種や地域を指定して、QRコード付きの案内をFAXで一斉送信できます。
まずはターゲット企業が何社あるか、無料で検索してみてください。
動画コンテンツマーケティングに関するよくある質問
- Q. 動画編集の経験がありませんが、外注すべきですか?
- A. 最初は自社でスマホ撮影・簡易編集から始めることをおすすめします。コストをかけずに数本作り、反応が良い内容が見えてきてから、プロに外注してクオリティを上げても遅くありません。
- Q. 動画の長さはどれくらいが良いですか?
- A. 目的によりますが、興味付け(認知)なら「1分以内」、サービス説明なら「3分程度」、セミナー動画なら「30分〜60分」が目安です。最初のつかみ部分は短くテンポよくすることが重要です。
- Q. YouTubeにアップするだけで集客できますか?
- A. チャンネル登録者がいない初期段階では、YouTube内での自然検索だけでは集客は難しいです。記事内で紹介したFAXDMやメール、自社サイトへの埋め込みなど、外部から誘導する施策が必須です。
Web集客の戦略を網羅的に学ぶなら
(2022年に公開したページを、25年26年に加筆修正更新した記事です)
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