テレアポと併用!商談につながるアポイントメールの例文10選
営業活動といえば「テレアポ」が長らく定番でしたが、近年は電話に出てもらえないことも増え、効率が悪いと感じる企業が多くなっています。その代替手段として注目されているのが 「アポイントメール」「アポメール」「アポ取りメール」です。
メールなら相手の都合の良いタイミングで読んでもらえるため、担当者に負担をかけず、かつ効率的に商談へつなげることが可能です。本記事では、初めて接触する企業に送ることを想定したアポイントメールの例文を10パターンご紹介します。
アポイントメール例文10選
自社紹介型(誠実にサービス紹介)
件名:はじめまして、〇〇サービスのご提案について
〇〇株式会社
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。
私、△△株式会社で□□事業を担当しております、営業部の山田と申します。
弊社は〇〇業界にて、中小企業様向けに△△サービス(例:営業リスト作成/Web集客支援/業務効率化ツール)を提供しており、これまでに□□社や△△社などの企業様に導入いただいております。
今回ご連絡させていただいたのは、貴社のホームページを拝見し、業務の性質上、弊社のサービスが貴社の営業活動にお役立ていただけるのではと感じたためです。
具体的には、
・新規顧客獲得の効率化
・営業担当者の稼働時間削減
・コスト削減と成果の最大化
といった点で、すでに導入いただいた企業様からも高い評価をいただいております。
もし少しでもご興味をお持ちいただけましたら、15〜20分程度のお時間を頂戴し、オンラインにて詳細をご説明させていただければ幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、下記日程のうちご都合のよろしい時間をお知らせいただけますでしょうか。
・〇月〇日(火)10:00〜12:00
・〇月〇日(水)13:00〜16:00
・〇月〇日(木)15:00〜18:00
もちろん、別途ご都合の良い日時がございましたら調整可能です。
ご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
TEL:03-xxxx-xxxx
Mail:xxxx@xxxx.jp
相手メリット強調型(課題解決提案)
件名:【御社の営業効率改善に役立つご提案】
〇〇株式会社
ご担当者様
突然のご連絡、失礼いたします。△△株式会社の山田と申します。
現在、同業界の企業様より、
「新規開拓の営業コストを下げたい」
「問い合わせ数をもっと増やしたい」
といったご相談を多くいただいております。
弊社では、営業効率を改善する△△サービスを提供しており、すでに導入いただいた企業様では平均して問い合わせ数が30%以上増加し、営業担当者の作業時間も短縮された事例がございます。
貴社のホームページを拝見し、事業内容やサービスラインナップを拝見したところ、弊社のサービスがお役立てできるのではないかと考え、連絡させていただきました。
もし差し支えなければ、短時間(15分程度)で結構ですので、オンラインにて具体的な事例や成果についてご紹介させていただければと存じます。
以下の日程でご調整可能でしたら幸いです。
・〇月〇日(火)10:00〜12:00
・〇月〇日(木)14:00〜17:00
ご多忙の折恐縮ですが、もしご興味をお持ちいただけましたらご返信いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
無料資料提供型
件名:無料資料のご案内(営業効率化の事例集)
〇〇株式会社
ご担当者様
初めてご連絡差し上げます。△△株式会社の山田と申します。
弊社は〇〇業界向けに営業支援サービスを提供しており、営業効率化の成功事例をまとめた資料を無料で公開しております。
この資料では、
・商談獲得率を伸ばした具体的な手法
・営業時間を削減した事例
・導入企業が実際に感じたメリット
などをまとめております。
ご興味がありましたら、まずは資料をご覧いただき、もしご質問や関心を持たれましたら、その際に15分程度お時間をいただければ、さらに詳細をご説明させていただければと思います。
資料はPDFで簡単にご確認いただけますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
ご多忙の中恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
セミナー招待型
件名:【無料オンラインセミナーのご案内】営業効率化の最新事例
〇〇株式会社
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。△△株式会社の山田と申します。
弊社では来月、営業効率化と新規顧客獲得の最新事例を紹介するオンラインセミナー(参加無料)を開催いたします。
テーマは「テレアポに頼らない新規営業の仕組みづくり」で、これまで弊社が支援した企業の具体的な成功事例を取り上げます。
セミナーでは以下の内容をご紹介します
・テレアポからメール営業へシフトした企業の成果
・商談数が増加した具体的な施策
・実際の営業現場で役立つノウハウ
日時:〇月〇日(火)14:00〜15:00
形式:オンライン(Zoom)/参加無料
まずはセミナーで概要を知っていただき、ご興味を持たれた場合は個別に15分程度のお打ち合わせも可能です。
ご参加希望の際は、このメールに「参加希望」とご返信いただければ幸いです。
ご多忙の折恐縮ですが、ぜひご検討くださいませ。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
事例紹介型
件名:【導入事例のご紹介】商談獲得率30%アップの施策
〇〇株式会社
ご担当者様
はじめまして。△△株式会社の山田と申します。
弊社では中小企業様向けに、営業効率化を支援するサービスを提供しております。
先日、貴社と同じ業界の□□株式会社様に弊社サービスをご導入いただき、商談獲得率が30%以上向上する成果が得られました。
その背景には、
・アポ取得プロセスの改善
・営業担当者の時間削減
・問い合わせ経路の多様化
などがございます。
貴社のホームページを拝見し、同様の課題に直面されているのではと感じ、ご連絡差し上げました。
もしご関心をお持ちいただけるようでしたら、短時間(15分程度)で詳細をご説明させていただきます。
ご検討いただけますと幸いです。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎

アポイントメールのサンプルイメージ
同業他社活用事例提示型
件名:同業他社での導入実績のご案内
〇〇株式会社
ご担当者様
初めてご連絡差し上げます。△△株式会社の山田と申します。
弊社はこれまでに、〇〇業界の複数の企業様に営業支援サービスを導入いただいております。
特に、御社と同業の□□株式会社様では、導入後半年で新規商談数が2倍に増加した実績がございます。
同業他社様の成果事例からも、御社において有効に活用いただけるのではないかと考え、ご連絡させていただきました。
まずは15分程度で概要をご説明し、具体的な事例資料をご覧いただければと存じます。
ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ご都合の良い日時をお知らせくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
業界トレンド共有型
件名:【最新トレンド共有】営業効率化とDX化の動向
〇〇株式会社
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。△△株式会社の山田と申します。
現在、営業の現場では「テレアポ依存からの脱却」や「デジタル営業の活用」が大きなテーマとなっています。
弊社はこうした業界動向をまとめた調査レポートを作成しており、無料でご提供しております。
このレポートでは、
・業界全体のDX化トレンド
・成功している企業の営業手法
・新規商談獲得の最新データ
をご覧いただけます。
もしご興味をお持ちいただけるようでしたら、まずは資料をお送りいたしますのでご一報ください。
その上で、15分程度で事例を交えながらご説明の機会をいただければ幸いです。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
シンプル短文型
件名:商談のご提案
〇〇株式会社
ご担当者様
初めまして。△△株式会社の山田と申します。
弊社は〇〇業界の企業様向けに営業支援サービスを提供しており、新規顧客獲得や業務効率化を支援する仕組みをご提案しています。
もしご興味をお持ちいただけましたら、短時間(15分程度)お話しする機会をいただけますでしょうか。
ご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
季節の挨拶+提案型
件名:【春のご挨拶】営業効率化のご提案
〇〇株式会社
ご担当者様
はじめまして。△△株式会社の山田と申します。
新年度を迎え、営業戦略を見直す時期かと存じます。
弊社では、営業効率化と新規商談獲得に役立つサービスをご提供しており、すでに多くの企業様にご導入いただいております。
もし新しい取り組みを検討されているようでしたら、15分程度お時間をいただき、事例を交えてご紹介させていただければ幸いです。
ご多忙の折恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
再送フォロー型
件名:【再送】営業ご提案のご確認
〇〇株式会社
ご担当者様
先日ご案内させていただきましたが、念のため再度ご連絡差し上げます。
△△株式会社の山田と申します。
弊社は〇〇業界向けに営業支援サービスを提供しており、新規商談獲得の効率化に強みを持っております。
もしすでにご覧いただいておりましたら恐縮ですが、まだお読みでなければ、ぜひ一度ご検討いただけますと幸いです。
ご関心をお持ちいただけるようでしたら、短時間(15分程度)で概要をご説明できればと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
営業部 山田 太郎
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アポ取りメール作成のポイント
読みやすい件名をつける
件名は「誰から」「どんな提案なのか」が一目で分かるように工夫しましょう。
例:「【無料セミナーのご案内】営業効率化の成功事例」など。短すぎても伝わらず、長すぎると受信ボックスで切れてしまいます。
理想は 全角20〜30文字程度 で、数字や【】を使うと視認性が上がります。さらに「無料」「簡単」「事例」といったキーワードを入れると、クリック率が高まる傾向があります。
相手のメリットを明確にする
単なる自社紹介ではなく、「相手にとってどんな価値があるのか」 を明確に書くことが返信率を上げるコツです。
「弊社サービスを導入すると御社の営業コストが下がります」や「問い合わせ数が増えた事例があります」といった、成果に直結するポイント を提示するのが効果的です。
さらに、数字や具体的な効果(例:商談数30%増加、作業時間20時間削減)を添えると説得力が増し、相手が返信する理由が明確になります。
簡潔で行動を促す
「15分だけお時間をいただきたい」など、行動イメージを具体的に伝えると返信につながりやすくなります。このとき「電話」「オンライン(Zoom/Teams)」など手段を明記すると相手が検討しやすくなります。
また、「以下の候補日から選んでください」と日時を提示することで、相手は「返信のハードル」が下がり、やり取りがスムーズになります。文章が長くなりすぎないように配慮しつつ、相手がすぐ動けるような仕掛けを盛り込むことが重要です。
読みやすいレイアウトを意識する
長文になってしまうと相手が読む気をなくしてしまいます。1文は40〜50文字程度を目安に改行し、段落ごとに空行を入れると視認性が向上します。箇条書きや強調(太字)を使えば、要点が一目で分かり、短時間で理解してもらいやすくなります。特にBtoB営業では、担当者が多数のメールを読むため「一目でわかる」構成が重要です。
相手に合わせたカスタマイズを行う
テンプレートをそのまま使うのではなく、相手企業のホームページや事業内容に触れる一文を入れると効果的です。「御社の〇〇事業を拝見しました」「△△の取り組みに共感しました」といった具体的な言及があると、「コピペではなく自社向けだ」と伝わり、返信率が大幅に高まります。営業メールは“量より質”を意識することが成果につながります。
アポイントメールに関するQ&A
アポイントメールは、どのくらいの長さで書くべきですか?
基本は500〜800文字程度が理想です。短すぎると情報不足になり、長すぎると最後まで読まれない可能性があります。自己紹介、相手のメリット、次のアクションを明確にすれば十分に伝わります。さらに段落ごとに区切って整理することで、読み手が理解しやすくなり、返信率の向上にもつながります。
初めての相手に送るとき、失礼にならない表現はありますか?
「突然のご連絡失礼いたします」や「ご多忙のところ恐縮ですが」といったクッション言葉を入れると丁寧です。また、自己紹介を冒頭に入れることで不審なメールと思われるリスクを減らせます。さらに会社名・部署名・役職をきちんと署名欄に明記することで信頼性が増し、安心して読んでもらえます。
件名はどのように書くと開封されやすいですか?
件名は「簡潔+メリット提示」がポイントです。例:「【無料事例集のご案内】営業効率化の最新施策」など。20〜30文字程度で、数字や「無料」「事例」「ご案内」といったキーワードを入れると開封率が上がります。さらに御社名や相手の業界に関連するキーワードを含めると、自分宛だと認識されやすく効果的です。
返信がなかった場合、再送しても大丈夫ですか?
はい、再送は一般的に行われています。ただし1週間〜10日ほど間を空け、件名に【再送】を加えるのが望ましいです。2回までが目安で、それ以上は相手の負担になりやすいため避けましょう。再送時は本文を短めにまとめ、初回より要点をシンプルにして読む手間を減らす工夫が効果的です。
電話よりメールの方が効果的なのでしょうか?
一概には言えませんが、相手の都合に合わせて読める点でメールの方が好まれる傾向があります。特に初回の接触では、メールで概要を伝え、その後必要に応じて電話フォローをする併用型が効果的です。相手が多忙な業界ではメールが有効、伝統的な業界では電話が有効な場合もあるため、状況に応じて使い分けましょう。
差出人名や署名はどの程度詳しく書くべきですか?
会社名・部署・役職・氏名・電話・メール・会社住所・Webサイトを揃え、できれば固定電話と代表メールも記載します。SNSや導入実績ページのURLがあれば追記すると信頼性がさらに高まります。視認性の高い整った署名は、初回接触での不審感を下げる効果があります。
送信に適した曜日や時間帯はありますか?
一般的には火〜木の午前(10〜11時)または午後(14〜16時)が無難です。月曜朝と金曜夕方は対応が遅れやすいため避けるのが無難です。ただし業界や対象職種で差が出るため、A/Bテストで最適時間を検証し、定期的に見直す運用が推奨されます。
添付ファイルは付けても大丈夫ですか?
初回は避けるのが基本です。セキュリティ上、添付があるだけで開封・返信が下がることがあります。資料はURLで共有し、要点を本文で簡潔に説明する方が安全で親切です。どうしても添付が必要な場合は容量を小さくし、ファイル形式は一般的なPDFに統一しましょう.
まとめ
テレアポに代わる営業手法として、アポ取りメールは効率的で低コストな手段です。
今回ご紹介した10種類のテンプレートは、いずれも 初めて接触する企業向け に調整してありますので、そのまま活用していただけます。
- 自社紹介や課題解決型など、送る相手に応じてパターンを選べる
- 資料提供やセミナー招待を組み合わせることで返信率が上がる
- 短文や季節の挨拶、再送フォローで「軽く試す」こともできる
これらを上手に活用することで、「電話ではつながらない相手」へも商談のきっかけを作れる はずです。ぜひ自社の営業活動に取り入れてみてください。
参照元・出典先(参考情報)
- Google 構造化データガイドライン(FAQPage / Article / Organization / Breadcrumb)
- Google Search Central 公式ブログ(FAQリッチリザルト表示制限に関する2023年の発表)
- 総務省「国民のための情報セキュリティサイト」:メール送信・添付ファイルに関する注意喚起
- 経済産業省「DXレポート」:営業のデジタル化・業務効率化の推進動向
- 中小企業庁「経営支援・営業支援関連資料」:中小企業向け営業改善の実例紹介
- HubSpot Japan「営業メールの書き方ガイド」:件名・本文構成のベストプラクティス
- Sansan 公式ブログ「メール営業の成功事例」
- B2Bマーケティング関連ベンダーブログ(MarkeZine、ferret、Salesforce Blog など)
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