ppmとはプリプロダクションミーティング(Pre Production Meeting)の略で、広告主・広告会社・制作会社が集まり映像撮影前に最終的なミーティングを行うことです。
ミーティングでの確認次項は企画・制作意図・演出プラン・出演者・セットデザイン・ロケ地・衣装・小道具・音楽・スケジュールなど多岐にわたります。

また依頼を受けてから撮影に入るまでの、準備期間も含めたすべての工程もppmの一つとされています。
準備期間でメインに行われる作業はシナリオ作りで、続いてキャスティング・ロケ地の選定をします。

ミーティング中のビジネスマンビジネスウーマン
PIXTA画像:ミーティング中のビジネスマンビジネスウーマン
ppmが終わった後はいよいよ撮影に入ります。
ppmの作業をプロダクションと呼び、撮影作業や期間・撮影会社を指すマーケティング用語です。
プロダクションで行われる作業は、フィルム撮影とビデオ撮影の2種類があります。

フィルム撮影では映像と音を別々に取り、後から映像と音を合わせる作業が必要です。
ビデオ撮影は映像と音を一緒に撮影できるため、後から2つを合わせる作業は必要ありません。
時間短縮もできるビデオ撮影が最近の主流となっています。

ppm・プロダクションの次は、映像の編集や音のミックスを仕上げるポストプロダクションを行います。
フィルム撮影をした場合は編集時に映像と音を合わせる作業が、ポストプロダクションの段階でも必要です。
しかしビデオ撮影の場合は、プロダクションのときと同様に編集作業は必要ありません。

(このページは2014年に掲載した記事を2019年2021年6月に修正加筆更新したものです)