Google(グーグル)広告とは、GmailなどでおなじみのGoogleが提供する有料の広告出稿サービスの名称です。
出稿後の広告は、Googleの検索ページや人気のYouTube動画などに掲載されます。
クリック課金制を採用していることから、広告料金数百円よりスタートできるのが特色です。

google広告googleadwords
Pixabay画像:google広告googleadwords

Google広告とはGoogle社が提供する広告出稿サービス

Google広告(旧Google AdWords)とは、Google社が提供している検索連動型広告(リスティング広告)やYouTube動画広告への広告出稿サービスです。
広告代理店に依頼せずとも広告が掲載できるため、安価な費用にて手軽に始めることができます。

Google広告の出稿後に掲載されるサービス例

Google広告の出稿後に掲載されるサービスの例は次のとおりです。

  • Googleの検索ページ
  • YouTube(ユーチューブ)
  • ポータルサイト(ニュースなど)
  • 無料ブログサービス
  • 無料ホームページサービス
  • SNS(Social Networking Service)
  • Google AdSenseと提携したブログやWebサイト

特にGoogleの検索ページでは検索結果の中で最上部に掲載されることから、ユーザーの目に留まりやすい傾向が見受けられます。

検索ワード「○○ ○○」

  1. Google広告
  2. サービスの公式サイトなど
  3. 個人のブログや企業のオウンドメディア

Google広告にかかる費用

Google広告では「クリック課金制」を採用しています。
ユーザーが広告をクリック(スマホの場合はタップ)した場合に限り、広告主が料金を支払うシステムです。出稿した広告が表示された時点においては料金は発生しません。

Google広告はキーワードごとのオークションによって、表示や掲載順位が変動する形です。
Google広告のオークションでは、以下の項目を基準に広告の表示もしくは非表示が決まります。

項目内容
入札単価広告1クリックごとの広告料金の上限金額
※広告主による指定
広告品質クリック先のサービスがユーザーにとって有用なコンテンツであることの指標(品質スコア)
広告表示オプション広告内に追加した電話番号やリンクURLの見込み効果
その他の広告フォーマット

Google広告で掲載可能な4種類の広告

Google広告で掲載できる広告には次の4つの種類があります。

  • テキスト広告
  • イメージ広告
  • 動画広告
  • リッチメディア広告

Google広告「テキスト広告」

主にGoogleの検索結果ページの最上部に表示される広告です。

項目内容
広告の見出し・広告のトップに表示される項目
・検索されやすいキーワードを含めることを推奨
・最大文字数:全角12文字、半角25文字
表示されるURL・WEBサイトやオウンドメディアなどのURL
※広告クリック後のリンク先
広告文章・アピールしたいサービスや商品の概要
・ユーザーのクリックを促すキャッチコピーなど
・最大文字数:全角17文字、半角35文字
ランディングページURL・表示されるURLとは別個に記載する
・広告には表示されないが設定は必須
※表示URLと同じドメインであることが条件
その他・ショップやオフィスの電話番号
・ショップやオフィスの所在地など

Google広告「イメージ広告」

Google広告と提携したブログやWebサイトで表示される画像付きの広告です。
SNSやポータルサイト、無料ブログや無料ホームページサービスで用いられます。
広告内にサービスや商品に対する適切な情報が記載されていることが出稿の条件です。

Google広告「動画広告」

動画広告はYouTubeの動画や、YouTubeの動画紹介ページに掲載される広告です。
ポータルサイトやブログなどにも表示されるケースもあります。

インストリーム広告

インストリーム広告はYouTubeの動画の最初や途中、動画の終了後に表示されます。
動画広告を30秒間、もしくは動画広告のラストまで視聴された際に広告料金が発生するタイプです。

インフィード動画広告

インフィード動画広告は、YouTubeの検索結果や関連動画やモバイルページなどで掲載される動画広告です。
広告のサムネイル画像をクリック後に動画が再生されることで料金が発生します。

Google広告「リッチメディア広告」

リッチメディア広告は動画や静止画、アニメーションや音楽、音声やテキストなどを組み合わせるタイプの広告です。
リッチメディア広告は5G通信やWi-Fi、スマホやタブレットの普及とともに採用する広告主が増えています。

5つのメリット

Google広告を採用することで、次の5つのメリットを得ることにつながります。

  • 少額から手軽にスタートできる
  • 検索キーワードに合わせた広告出稿
  • 広告表示エリアや時間帯の指定
  • 出稿後の広告はいつでも変更できる
  • 人気の動画やブログにも掲載可能

少額から手軽にスタートできる

前述したようにGoogle広告はクリック課金制のため、数百円程度から始められるのが一番のメリットでしょう。
広告のリアクションに応じた予算の割り振りも無理なくこなせます。

検索キーワードに合わせた広告出稿

Google広告は、ユーザーの検索キーワードに合わせた広告出稿に対応しています。

区分キーワード例
ビッグワードクレジットカード ポイント
ミドルワードクレジットカード ポイント 還元率
スモールワードクレジットカード ポイント 還元率 比較
ビッグワードは競合他社が多いため、ミドルワードやスモールワードなどを組み合わせていくことで、クリック率やコンバージョン率を高める手法が一般的です。

広告表示エリアや時間帯の指定

Google広告では、広告表示エリアや時間帯の指定ができるのもメリットの一つです。
たとえば滋賀県彦根市のショップであれば、彦根市にアクセスしやすい周辺地域に絞った広告を表示することもできます。

ほかにも日中の10時から18時、深夜の23時から翌朝6時などの時間帯設定が可能です。

出稿後の広告はいつでも変更できる

Google広告は出稿した後であっても、いつでも変更することができます。
バナー広告などのように表示期間が設けられていないため、数日で停止して新たな広告に差し替えることも充分に可能です。

人気の動画やブログにも掲載可能

Google広告のメリットには、人気のコンテンツに掲載できる点も忘れてはなりません。
著名やブロガーの読者や、人気動画配信者の視聴者にもアピールすることができます。

想定されるデメリット

Google広告は手軽に広告出稿が可能なサービスですが、費用対効果を踏まえた際には広告運用に長けた担当者が必要です。

クリック率やコンバージョン率などのデータ分析と、ターゲットに応じた広告のリニューアルなどの工夫がその都度求められます。
Google公式サポートの活用や、アウトソーシングも検討すると良いかもしれません。

Google広告出稿の手順

  1. Googleアカウントの作成(Gmail)
  2. Google広告のページにアクセス
  3. Googleアカウントとパスワードを入力してログイン
  4. 最初のキャンペーン設定にて「予算」と「キーワード」を入力
  5. 「入札単価」を設定
  6. 事前に作成した広告文章を入力
  7. 広告料金の支払方法を設定する
  8. 入力した内容を確認する
  9. 「利用規約」を最後まで読む
  10. 「利用規約に同意します」にチェックを入れる
  11. 「保存して次へ」をタップ
  12. 登録したGmail宛に確認メールが届く
  13. メールに記載されたURLをタップ
  14. メールアドレスが確認された時点で広告出稿手続きの完了

まとめ

ここまで、Google広告に関する以下の項目を紹介してきました。

  • Google広告とはGoogle社が提供する広告出稿サービス
  • Google広告の出稿後に掲載されるサービス例
  • Google広告にかかる費用
  • Google広告で掲載可能な4種類の広告
  • 5つのメリット
  • 想定されるデメリット
  • Google広告出稿の手順

Google広告は開始までのハードルが低めでありながらも、運用次第で高い費用対効果をもたらす可能性を持つサービスです。

(この記事は2014年に掲載した記事を2015年と2022年に加筆修正更新したものです)