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デジタルマーケティング完全ガイド|FAX・メール営業との融合で成果を最大化する「攻め」と「守り」の戦略

    
BtoBデジタルマーケティング完全ガイドのアイキャッチ画像。デジタルツール(PC・スマホ)とアナログツール(FAX・電話)が融合し、右肩上がりの成果につながる様子を図解。
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デジタルマーケティング完全ガイド|FAX・メール営業との融合で成果を最大...

BtoBデジタルマーケティング完全ガイドのアイキャッチ画像。デジタルツール(PC・スマホ)とアナログツール(FAX・電話)が融合し、右肩上がりの成果につながる様子を図解。

「Webサイトをリニューアルしたのに、問い合わせが増えない」
「Web広告を出してみたが、質の悪いリードばかりで成約しない」
「デジタルマーケティングに取り組みたいが、何から手をつければいいか分からない」

多くのBtoB企業の経営者様・営業責任者様が、このような悩みを抱えています。
世の中には「これからはWeb集客の時代だ」「テレアポやFAXは古い」という極端な情報が溢れています。しかし、本当にそうでしょうか?

この記事の要約

  • BtoBでも顧客の6割がWebで情報収集を済ませるため、デジタルの受け皿は必須。
  • しかし、「待ち」のWebだけでは多忙な決裁者に届かないため、「攻め」のアナログ(FAX/メール)が必要。
  • FAXやメール営業で気づかせ、Webサイトで納得させる「アナログ×デジタル」の連携こそが、最短で成果を出す鍵となる。

本記事では、SEOやWeb広告といったデジタルの基礎知識から、それらをFAXDMやメール営業といった「アナログ施策」と連携させ、最短ルートで商談を生み出すための全手法を体系的に解説します。

目次

なぜ今、BtoBに「デジタル×アナログ」の融合が不可欠なのか

かつての法人営業は「足で稼ぐ」が主流でしたが、購買担当者の行動は劇的に変化しました。しかし、だからといって「デジタルさえやればいい」というわけではありません。なぜ今、アナログとデジタルの融合(クロスチャネル)が必要なのか、その背景を紐解きます。

BtoB購買プロセスの変化(まずはWebで検索される時代)

最大の要因は、顧客の情報収集行動の変化です。
かつては、新しい情報は「営業マン」が持ってきてくれるものでした。しかし現在は、顧客は営業マンに会う前に、すでに6割方Webで情報収集を終えていると言われています。

つまり、Web上に自社の情報(受け皿)がなければ、「土俵にすら上がれない(比較検討の候補に入らない)」状態になってしまいます。これが、BtoB企業がデジタルマーケティングに取り組まなければならない最大の理由です。

図解:BtoB購買プロセスの変化。昔は「営業担当との面談」から始まっていたが、現在は「Web検索・比較」が先行し、問い合わせの時点で仕様の決定まで進んでいる流れを示した比較フローチャート。

図解:BtoB購買プロセスの変化(営業マンに会う前に、勝負の6割は決まっている)

「デジタル完結」の限界と「アナログ」の必要性

では、WebサイトとWeb広告さえあれば完璧でしょうか?答えはNOです。デジタルマーケティングには、決定的な弱点があります。それは「待ち(プル型)の施策である」という点です。

  • デジタルの弱点:
    顧客が「検索」してくれない限り、接点が持てない。「課題に気づいていない潜在層」にはアプローチできない。
  • アナログ(FAX/手紙)の強み:
    相手の手元に物理的に届くため、「強制視認性」がある。「こんな商品があったのか」という気づきを与えられる。

特に決裁権を持つ経営者や役員クラスは、多忙で自ら検索しないことも多々あります。彼らに直接アプローチできるのは、今も昔も「紙のDM(FAX)」や「個別のメール」といったプッシュ型のアナログ媒体なのです。

最強の勝ちパターンは「プッシュで気づかせ、Webで納得させる」

デジタルとアナログは対立するものではなく、補完し合う関係です。成果を出している企業の多くは、以下のような動線設計を行っています。

図解:BtoBマーケティングの最強の勝ちパターン「ハイブリッド戦略」。【攻め】FAX DM・メール営業でアプローチし、【誘導】検索窓やQRコードでWebへ誘導、【受け皿】Webサイト・LPで詳細を伝えてコンバージョンさせる3ステップの流れ。

図解:最強の勝ちパターン「ハイブリッド戦略」(アナログで攻めて、デジタルで刈り取る)

この「入り口はアナログ、クロージングはデジタル」という流れこそが、現代のBtoB営業における最強の勝ちパターンなのです。

BtoBデジタルマーケティングの全体像と手法一覧

一口に「デジタルマーケティング」と言っても、SEO、リスティング広告、メルマガなど手法は多岐にわたります。これらをバラバラに実施するのではなく、役割ごとに整理して理解することが重要です。ここでは、オフライン(アナログ)も含めた「4つのメディア」で全体像を整理します。

トリプルメディア + ダイレクトメディア

マーケティングには「トリプルメディア」というフレームワークがありますが、BtoB営業においては、これに「ダイレクトメディア(直接営業)」を加えた4つで考えるのが実践的です。

図解:BtoBマーケティングにおける4つのメディア分類。一般的なトリプルメディア(オウンド・ペイド・アーンド)に加え、第4の「ダイレクトメディア(FAX・メールなどの直接営業)」を攻めの媒体として定義し、赤枠で強調したマトリクス図。

図解:BtoBには「第4のメディア(ダイレクトメディア)」が必要不可欠

BtoBでは、SNSでバズる(アーンドメディア)ことは稀です。したがって、「ダイレクトメディア」や「ペイドメディア」で集客し、「オウンドメディア」で獲得する 戦略が基本となります。

手法別比較マップ(即効性 vs 持続性)

各手法には得意・不得意があります。「今すぐリードが欲しいのか」「将来のために種まきをしたいのか」によって使い分ける必要があります。
以下の表は、主要なBtoBマーケティング手法を比較したものです。

分類 手法名 即効性 コスト 特徴・ターゲット
攻め
(Push)
FAX DM
高い

安い
開封率ほぼ100%。決裁者に直接届く。
【潜在層向け】
攻め
(Push)
新規メール営業
高い

安い
配信コスト最安。Webへ誘導しやすい。
【潜在層向け】
待ち
(Pull)
Web広告
(リスティング等)

高い

高い
「今すぐ客」を買えるが、広告費がかかる。
【顕在層向け】
待ち
(Pull)
SEO対策
(コンテンツ)
×
低い

人件費
効果が出るまで半年〜1年。資産になる。
【顕在層向け】

どの手法から始めるべきか?

リソースが限られる中小企業が、これら全てを同時に行うのは不可能です。最もリスクが少なく、成果が出やすい推奨ステップは以下の通りです。

  1. まずは「攻め」で種をまく(FAX DM / 新規メール営業)
    低コストで即効性のある手法を使い、Webサイトへのアクセスを強制的に作ります。
  2. 「受け皿」を整える(LP / 問い合わせフォーム)
    アクセスしてきた人が離脱しないよう、専用のランディングページを用意します。
  3. 利益が出たら「資産」に投資する(SEO / Web広告)
    攻めの営業で得た利益を使い、長期的な集客装置(ブログ記事や広告運用)を構築します。

次章からは、それぞれのフェーズ(集客・誘導・獲得・育成)における具体的なノウハウを深掘りしていきます。

【守りの集客】検索・広告からWebサイトに集める「プル型」施策

まずは、顧客が自ら情報を探している時に、自社を見つけてもらうための「プル型(待ち)」施策について解説します。これらはデジタルマーケティングの基本ですが、あくまで「探している人」にしか届かない点に注意が必要です。

SEO対策(検索エンジン最適化)

Googleなどの検索結果で、自社のサイトを上位に表示させる手法です。「〇〇 比較」「〇〇 導入」などで検索するユーザーは購買意欲が高いため、非常に質の高いリードになります。

  • メリット:
    一度上位表示されれば、広告費をかけずに継続的に集客できる(資産になる)。
  • デメリット:
    効果が出るまで半年〜1年以上かかる。競合が強いと上位表示が難しい。

BtoBでは、単なる製品名だけでなく「業界特有の課題(例:人手不足 解消法)」などのキーワードで記事コンテンツ(ブログ)を作ることが有効です。

Web広告(リスティング広告・リターゲティング)

検索結果の上部や、他のWebサイト上に広告を表示させる手法です。SEOと違い、お金を払えばすぐに露出できるため、短期的な集客に向いています。

広告の種類 ターゲット 特徴
リスティング広告 検索ユーザー
(今すぐ客)
「キーワード」に対して出稿。
確度は高いが単価も高い。
リターゲティング広告 一度サイトに来た人
(検討中)
離脱したユーザーを追跡。
忘れられないようにする。
ディスプレイ広告 属性指定
(潜在層)
ニュースサイト等に表示。
認知拡大に向く。

コンテンツマーケティング(オウンドメディア)

自社サイトで有益な情報を発信し、顧客からの「信頼」を獲得する手法です。売り込みではなく、ノウハウ提供を通じて「この分野ならこの会社だ」と認知させます。
(※本記事のように、専門知識を体系的に解説するのもコンテンツマーケティングの一環です)

【攻めの集客】FAX・メール営業からWebへ強制的に誘導する「プッシュ型」施策

ここからが本記事の核心です。
SEOや広告は「待ち」の姿勢ですが、それだけでは競合に埋もれてしまいます。そこで必要なのが、アナログ(FAX/メール)を使って、まだ検索していない層をWebサイトへ強制的に連れてくる「プッシュ型」のWeb誘導です。

FAX DM × Web誘導(検索窓戦略)

FAX DMは白黒A4用紙1枚という制約があり、全ての情報を載せることは不可能です。そこで、FAXの役割を「興味付け(フック)」に絞り、詳細はWebで見てもらう設計にします。

しかし、単に「URL」を載せても手打ちは面倒で入力されません。また、BtoBの現場ではスマホよりPC利用が多いため、「QRコード」も万能ではありません。

【最も効果的な誘導:検索窓の設置】

続きはWebで

〇〇〇〇事例
検索 🔍

ポイント:
社名で検索させるのではなく、「独自のキャンペーンキーワード」で検索させます。これにより、他社の広告が表示されるのを防ぎ、自社のランディングページ(LP)へ確実に誘導できます。

新規メール営業 × Web誘導(クリック特化)

ここで言うメール営業とは、既存客へのメルマガではなく、オプトイン取得済みの外部リストに対する「新規開拓メール」のことです。
1通1通送るのではなく、配信サービスを使って数千社へ一斉にアプローチします。

  • Webへ飛ばすテクニック:
    メール本文で売り込もうとせず、「課題の指摘」のみ行い、解決策は「以下のURLをご確認ください」とリンクへ誘導します。
  • 御社サービスの活用:
    当社のメール配信代行サービスなら、送信後の「URLクリック率」を測定可能です。どの企業が興味を持ったかが分かるため、その後の追客(電話など)の優先順位が明確になります。

クロスチャネル戦略(FAXで送り、メールで追う)

最強のWeb誘導は、複数の媒体を組み合わせることです。

  1. Day1:FAX DMを送信
    「こんなサービスがある」と認知させる。
  2. Day2:メール営業を送信
    「昨日FAXでお送りした件ですが、Webで詳細をご覧いただけます」とURLを送る。
  3. 結果:アクセス急増
    FAXで紙を見ていたため、メールが来た時の「あ、昨日のあれか」という想起率が高まり、URLのクリック率が跳ね上がります。

このように、アナログ施策を「Webサイトへの着火剤」として使うことで、待ちの姿勢であるデジタルマーケティングの弱点を完全にカバーできるのです。

【受け皿】集めたアクセスをリード(見込み客)に変える「LP制作」

Web広告やSEO、あるいはFAXDMなどでどれだけアクセスを集めても、着地したWebサイトが魅力的でなければ、問い合わせ(コンバージョン)には繋がりません。
BtoBデジタルマーケティングにおいて、アクセスを無駄にせず成果に変えるための最も重要な「受け皿」がランディングページ(LP)です。

なぜ「トップページ」に誘導してはいけないのか

よくある失敗が、集客施策のリンク先を「会社のトップページ」にしてしまうことです。
トップページには会社概要、採用情報、複数の製品情報など多くの情報が混在しています。特定の課題解決策を探してアクセスしてきたユーザーは、どこを見ればいいか分からず、すぐに離脱してしまいます。

したがって、プロモーションを行う際は、「その課題解決に特化した専用ページ(LP)」を必ず用意する必要があります。

BtoBランディングページ(LP)の鉄板構成

BtoBの顧客は、衝動買いをしません。社内で検討するための論理的な納得感が必要です。成果が出るLPには、以下の「鉄板の構成」があります。

図解:問い合わせが増えるBtoBランディングページの鉄板構成(ワイヤーフレーム)。上から順に「ファーストビュー(FV)」「共感(悩みチェックリスト)」「解決策(メリット3選)」「証拠(導入事例・お客様の声)」「CTA(資料請求ボタン)」を配置した、成約率を高めるレイアウト図。

図解:問い合わせが増えるLPの鉄板構成(「共感」から「解決」へ導く)

EFO(入力フォーム最適化)

最後に立ちはだかる壁が「問い合わせフォーム」です。入力項目が多すぎると、顧客は面倒になって入力をやめてしまいます。
BtoBであっても、初回接触の段階では「会社名・氏名・メールアドレス・電話番号」程度の最低限の項目に絞り、ハードルを極限まで下げることが重要です。

【育成】獲得したリードを商談・成約に育てる(ナーチャリング)

Webサイトや展示会、資料請求などで獲得した見込み客(リード)のうち、すぐに契約してくれる「今すぐ客」はほんの一部です。多くは「情報収集段階」の顧客です。
こうした顧客を放置せず、中長期的に関わり続けて信頼関係を築く活動を「リードナーチャリング(顧客育成)」と呼びます。

メールマーケティング(メルマガ・ステップメール)

一度接点を持った顧客リストに対して、定期的に有益な情報を届ける手法です。ここでのメールは、売り込み(新規開拓)ではなく「忘れられないこと」と「信頼構築」が目的となります。

  • ステップメール:
    資料請求をした直後から、「1日目:お礼」「3日目:成功事例」「7日目:相談会案内」のように、あらかじめ決めた順序で自動配信する仕組み。鉄板の勝ちパターンを自動化できます。
  • メールマガジン:
    週に1回など定期的に業界ニュースやノウハウを配信し、接触頻度を保ちます。いざ顧客の検討タイミングが来た時に、第一想起される状態を作ります。

MA(マーケティングオートメーション)ツールの活用

獲得したリードの数が数百〜数千件になると、人力での管理は限界を迎えます。そこで役立つのがMAツールです。
MAを使うと、「誰が」「いつ」「どのWebページを見たか」が可視化されます。

例えば、「半年前の名刺交換相手」や「過去に資料請求した人」が、突然「料金表ページ」を何度も見ていたとしたらどうでしょうか?
それは間違いなく「再検討を始めた(ホットリード化した)合図」です。このタイミングを逃さずに電話などでアプローチすることで、驚くほど高い確率で商談化できます。

【クロージング】デジタルデータを使った「インサイドセールス」

メールやWebコンテンツで顧客を育成(ナーチャリング)した後は、いよいよ商談のアポイントを獲得する「クロージング」のフェーズです。
ここで効果を発揮するのが、デジタルデータを活用した電話営業、いわゆる「インサイドセールス」です。

「Webで料金ページを見た」瞬間に電話する

従来のテレアポは、相手の状況が分からないまま闇雲に電話をかけるため、ガチャ切りされるのが当たり前でした。しかし、デジタルマーケティングを導入していれば、「今、誰が、どのページを見ているか」が分かります。

特に「料金表」や「導入事例」のページを何度も見ている顧客は、検討度合いが非常に高い状態です。このタイミングで「先日資料をお送りした件ですが、ご不明点はございませんか?」と電話をかければ、相手は「ちょうど検討していたところだ」となり、アポイント率は劇的に向上します。

スコアリング(ホットリードの選別)

保有するリストの数が数千件ある場合、全てに電話をするのは非効率です。
そこで、顧客の行動を点数化(スコアリング)し、一定の点数を超えた「ホットリード(熱い見込み客)」だけを営業マンに引き渡す仕組みを作ります。

図解:インサイドセールスにおけるスコアリングの仕組み。Webサイト訪問(+1点)、メール開封(+3点)に加え、料金ページ閲覧を「激アツ(+20点)」と高く設定。合計スコアが一定を超えると「今すぐ電話!」アラートが営業担当に通知される流れを示したイラスト。

図解:スコアリングの仕組み(Web上の「熱意」を数値化し、最適なタイミングで電話する)

このように、「デジタルの行動履歴」をトリガーにして「アナログ(電話)」で刈り取る連携こそが、現代のBtoB営業における最強のクロージング手法です。

効果測定とKPI(FAX・メール・Webを横断して見る)

デジタルとアナログを組み合わせる場合、それぞれの媒体を横断して効果を測定する必要があります。Webの管理画面(Googleアナリティクス等)だけを見ていても、FAX DMやオフライン施策の本当の効果は見えてきません。以下の視点で、全体のパフォーマンスを評価しましょう。

媒体別のCPA(顧客獲得単価)比較

1件のリード(問い合わせ)を獲得するために、いくらかかったかを示す指標です。
例えば、Web広告で1件獲得するのに10,000円かかっている場合でも、FAX DMなら3,000円で獲得できるかもしれません。

重要なのは、特定の手段に固執せず、「最も効率よく顧客を連れてこられるルート」に予算を配分することです。

図解:BtoBマーケティング手法の比較マップ(散布図)。縦軸をコスト、横軸を即効性とし、4つの手法を配置。FAX DMとメール営業は「即効性が高くコストが安い」右下のエリア、Web広告は「即効性は高いがコストが高い」右上のエリア、SEO対策は「コストは標準的だが即効性が低い」左側のエリアに位置付けられていることを示した図。

図解:媒体別比較マップ(「即効性」と「コスト」で使い分ける)

アクセス解析で見える「アナログ施策」の貢献度

FAX DMを送った直後や、展示会に出展した期間に、Webサイトの「指名検索数(社名やサービス名での検索)」が急増することがあります。
これは、アナログ媒体を見た人が「気になって検索した」証拠です。

Web上のコンバージョンデータだけを見ると「自然検索(Organic Search)経由」と記録されてしまいますが、実際には「アナログ施策がきっかけ(アシスト)」になっているケースが多々あります。
施策実施日とアクセス数の推移を照らし合わせ、アナログ施策の貢献度を正しく評価しましょう。

LTV(顧客生涯価値)から逆算する

BtoBは一度契約すると取引が長く続くため、初回の獲得コストが高くても、長い目で見れば利益が出るケースが多いです。
「Web広告はCPAが高いからダメだ」と短絡的に判断せず、「その経路で来た顧客は、長く契約してくれる優良顧客か?」という視点(LTV)を持つことが経営判断として重要です。

BtoBデジタルマーケティングに関するよくある質問

最後に、これからデジタル施策を強化しようと検討されている企業様からよくいただく質問にお答えします。

Q. 予算が少ないのですが、何から始めるのが一番効果的ですか?

A. 「FAX DM(またはメール営業)」と「ランディングページ(LP)」のセットから始めてください。
Web広告はクリック単価が高騰しており、SEOは時間がかかります。まずは低コストで即効性のあるFAX DMで潜在層にアプローチし、その受け皿として1枚のLPを用意するのが、最もキャッシュフローが良い(早く利益が出る)方法です。

Q. アナログ(FAX)とデジタルを組み合わせる具体的な手順は?

A. 「気づかせる」→「見せる」の連携です。
例えば、FAX DMの紙面に「〇〇の成功事例はWebで公開中」と書き、検索窓やQRコードを配置します。紙面ですべてを説明しようとせず、Webへ誘導することに特化させるのがコツです。その後、Webに来たログを解析して電話をかけます。

Q. SEO対策の効果が出るまで、どのくらいの期間が必要ですか?

A. 一般的に半年〜1年程度かかります。
コンテンツを積み上げて評価されるまでには時間がかかります。その間の売上を作るためにも、即効性のあるプッシュ型営業(FAX・メール・テレアポ)を並行して行う「ハイブリッド戦略」が欠かせません。

まとめ|御社に最適なのは「アナログ×デジタル」のハイブリッド戦略

本記事では、BtoBにおけるデジタルマーケティングの全体像と、アナログ施策との連携について解説してきました。

Webサイトや広告は強力なツールですが、それだけでは「待ち」の姿勢になりがちです。
特に知名度のない段階や、能動的に新規開拓を行いたい場合は、FAX DMなどの「攻めのアナログ施策」を入り口にし、Webサイトという「デジタルの受け皿」へ流し込む戦略が最も確実でスピーディーです。

【BtoBマーケティング成功の3ステップ】

  1. 気づかせる(アナログ):FAX DM等で潜在層にアプローチし、興味の種をまく。
  2. 納得させる(デジタル):LPやWebコンテンツへ誘導し、信頼を勝ち取る。
  3. 育てて刈り取る(インサイドセールス):Web行動履歴をトリガーに電話し、商談化する。

faxdmya.comでは、入り口となる「FAX一斉送信」や「法人名簿リストの提供」から、Webへの誘導戦略まで、BtoBの新規開拓をトータルで支援しています。
「デジタルとアナログ、どっちから始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の商材に最適なバランスをご提案いたします。

本記事の参照元・出典データ

  • BtoB購買プロセスの変化に関する調査:CEB(現Gartner)”The Digital Evolution in B2B Marketing”
  • FAX DMとメール営業の反応率データ:faxdmya.com 自社配信実績より
  • Webマーケティング用語定義:営業心理学とテクニック30選

(2023年に掲載した記事を24年25年に加筆修正更新したページです)

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