テレアポの平均アポイント率は?業界別・手法別の「合格ライン」と数値を劇的に改善する3つの変数
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「自社のアポ率が適正か知りたい」「部下にどう目標設定すればいいか分からない」と悩む営業マネージャー・経営者様へ。精神論ではなく「統計データ」に基づいた基準値と、アポイント率を劇的に改善するための具体的なロジックを解説します。

「1日300件かけてアポ0件…これは普通なのか?」
多くの営業担当者が抱えるこの悩み。結論から言えば、手法によって「普通(平均値)」の基準は天と地ほど異なります。
無作為なコールドコールなら「0.1%(1000件に1件)」でも普通ですが、戦略的なインサイドセールスなら「5%(20件に1件)」も珍しくありません。
本記事では、業界別・手法別の平均アポイント率を公開し、あなたのチームが目指すべき「真のKPI」と、数字を改善するための3つの変数について解説します。
【手法別】テレアポ平均アポイント率の目安
アポ率が低いと嘆く前に、自社の手法がどこに当てはまるか確認してください。難易度が最も高い手法で、高い数字を求めてはいませんか?
| 手法 | 平均アポ率 | 特徴・難易度 |
|---|---|---|
| アウトバウンド (完全新規・コールドコール) |
0.1% 〜 1.0% |
名簿の上から順にかける手法。 100件かけて1件取れれば御の字。 精神的負担が最大。 |
| インバウンド (反響・資料請求者) |
10.0% 〜 30.0% |
Web問い合わせ直後の架電。 確度は高いが、母数(リード数)が少ないのが悩み。 |
| DMフォローコール (FAX/メール送付後) |
3.0% 〜 10.0% |
【推奨手法】 FAX等の反応を見て「興味ある人」だけにかけるため、コールドコールの約10倍の効率が出る。 |
もしあなたが「完全新規(コールドコール)」を行っていて、アポ率が0.5%程度なら、それは決して悪い数字ではありません。
しかし、経営視点で見れば「200回かけて1回しか成果が出ない手法」を続けて良いのか?という疑問が残ります。
アポ率を左右する「3つの変数」とは?
数字が悪い時、オペレーターの「やる気」を責めても改善しません。見直すべきは以下の3つの変数です。
変数①:リストの質(Targeting)
そもそも「自社商品を必要としない相手」にかけていませんか?
「誰でもいいからかける」のと「ターゲットを絞ったリストにかける」のとでは、分母の質が違います。
変数②:トークスクリプト(Communication)
「もしもし、私〇〇という会社ですが…」といきなり売り込んでいませんか?
受付突破率が低いなら、スクリプト(台本)の「導入部分」に問題があります。
変数③:タイミング(Timing)
最も重要なのがこれです。どんなに良い商品でも、相手が忙しい時や課題を感じていない時には売れません。
この「タイミングが良い相手」を見つけるために存在するのが、FAXDMやメールなどの「ドアノックツール」です。
「アポ率」よりも重要な指標「CPA(アポ獲得単価)」
アポ率(%)だけを追うのは危険です。経営者が見るべきは、アポ1件を取るのにいくらかかったかを示す「CPA(Cost Per Acquisition)」です。
【比較シミュレーション】アポ1件あたりのコスト
A社:人海戦術(コールドコール)
- アポ率:0.5%
- 稼働時間:20時間で1件
- 人件費:30,000円(時給1,500円×20h)
- アポ単価:30,000円
B社:ツール活用(DMフォロー)
- アポ率:5.0%
- 稼働時間:2時間で1件
- 人件費:3,000円(時給1,500円×2h)
- ツール費:5,000円(配信コスト)
- アポ単価:8,000円
一見、ツール費がかかるB社の方が高くつきそうですが、「人件費(時間)」を大幅に圧縮できるため、結果的にアポ単価は3分の1以下になります。
「アポ率」の低さは、そのまま「人件費の浪費」に直結することを忘れてはいけません。

【図解】アポ率だけを見てはいけません。重要なのは「アポ1件にいくらかかったか(CPA)」です。ツールを活用すれば、人件費を大幅に圧縮し、アポ単価を1/3以下に抑えることが可能です。
アポ率を劇的に改善する「オセロゲーム戦略」
真っ黒(無関心)なオセロの石を、電話だけで一つひとつ白(アポ)にひっくり返すのは大変な作業です。
賢い企業は、先にFAXやメールという「飛び道具」を使って盤面全体を攻撃します。
そして、反応があった(色が変わりかけた)石だけを狙って電話をかけます。
これだけで、分母(無駄な架電数)が減り、分子(アポ数)が変わらないため、アポ率は自動的に跳ね上がります。
DMフォローコールの詳細はこちらの記事で解説しています。
まとめ:数字は「根性」ではなく「戦略」で作るもの
「もっと気合を入れてかけろ!」
そう号令をかける前に、かける相手(リスト)と手段(ツール)を見直してください。
アポ率が0.1%では、どんな優秀な営業マンでも心は折れます。
しかし、アポ率が5%(20件に1件)になれば、オペレーターは自信を持ち、トークの質もさらに向上します。
高いアポイント率は、精神論では作れません。正しい戦略とツールによってのみ作られるのです。
よくある質問(FAQ)
Q. テレアポが繋がりやすい時間帯はありますか?
A. 一般的に、始業直後(9:00〜10:00)や夕方(16:00〜17:00)は担当者が在席している確率が高いです。逆に、昼休憩(12:00〜13:00)や月曜日の午前中(会議が多い)は避けるのが無難です。
Q. 1人のオペレーターで1日何件かけるのが目安ですか?
A. コールドコール(新規)なら1日80〜100件が限界ですが、DMフォローなどの「質の高いリスト」への架電なら、1件ごとの対話時間が長くなるため、1日30〜50件程度が目安となり、かつ成果も出やすくなります。
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