Word of Mouthを略して頭文字を取ったものがWOMで、日本語でクチコミと訳されます。

  • word=言葉
  • of=~の
  • mouth=口

マーケティング戦略でクチコミを活用することをWOMM、クチコミマーケティングといいます。

息をするように自由に意見を書き込めるのがネットの良さ、クチコミの特徴をうまく活用し宣伝活動は行われます。
SNSや掲示板で商品やサービスを紹介してもらうことは、高い宣伝効果につながるのです。
クチコミは損得関係なく発せられ、本来の良さを世間に向けて宣伝するのに必要な存在でしょう。

クチコミとは評判や噂のみを表すものです。
商品やサービスを利用した際に、ユーザーが報酬を気にせず感想をSNSに書き込みます。
ユーザーにとっては大切な判断材料として、なくてはならないものとなっています。

ネットにおけるWOMの使用目的は、購買意欲の刺激、自社製品の販売促進です。
早く伝わる購入したくなる、口コミにはそのような力があるのです。
書き込みを読むだけではなく、知人にその評判を伝えるといった効果も期待できます。

糸電話で口コミ
Pixabay画像:糸電話で口コミ

WOMの類義語として「electronic word of mouth」eWOMと略されネットで行われるクチコミのことを指します。Bad WOMは悪評の口コミです。
クチコミは良い効果も期待できる分、悪い効果も素早く伝わる特性があります。
Bad WOMとならないよう、宣伝活動としてWOMをネットで展開する場合は注意が必要です。

古来より語り継がれる昔話や代々伝わる秘伝の技や味など口語による伝達を、本来は指しています。噂や評判を意味するクチコミより、本来の定義は広いです。
マーケティングにおける使い方とは少し異なると、英語での使用時は覚えておいてください。

マーケティング戦略における宣伝活動として、WOM(クチコミ)は使われています。
ネット広告業界の用語としても定着しました。
SNSが発達した現代では、口コミによる効果は大きなものとなります。

類義語に「viral=感染的な、ウィルス性の」と組み合わせたバイラル・マーケティングと呼ばれるものがあります。
ウィルスのように素早く人々に、宣伝したものが浸透する様を表した言葉です。
それだけネットの広告業界ではWOMは重要な位置を占めているといえます。

WOMM(クチコミ・マーケティング)を活用することは、重要な宣伝活動となります。効率よく自社製品をSNSや掲示板で紹介して、新たなユーザーを獲得することはビジネスにおいて外せない戦略です。

多くの人をクチコミは動かします。
ネットにおけるビジネスの成功として、WOMは必要なマーケティング戦略なのです。

(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年7月に加筆修正更新したものです)