コンシューマー(consumer)とは消費者・最終使用者の意味を持ち、サービスや商品を利用する人のことを指します。
もともとの意味は「購入者」でもありますが、購入者が商品やサービスを利用するとは限らないため、必ずしもコンシューマーとは呼んでいません。

例えば、自分の自転車を買って通勤に使う人は購入者でありコンシューマーでもあります。
しかし子供用の自転車を親が購入した場合は、コンシューマーは自転車に乗る子供です。
この場合は、購入者は親であってもコンシューマーではありません。

このように購入者とコンシューマーが違う場合でも、ユーザーのニーズについて考えた手法をコンシューマーマーケティングと呼びます。
コンシューマーマーケティングは消費者・最終使用者から求めているサービスや商品を調べて、販売方法を決定する方法のことです。

洋服を選んでいる消費者
Pixabay画像:洋服を選んでいる消費者

また市場調査以外に、消費者の本音を引き出すコンシューマーインサイトが重要視されています。

コンシューマーインサイトが重要視されている理由として、消費者のニーズが多様化・複雑化してクオリティーの高い製品や価格だけでは、売れる商品を作り出すことが難しくなったためです。
コンシューマーインサイト以外に、企業が一般消費者をターゲットにしてやり取りするコンシューマービジネスや、家庭用ゲーム機のことを指すコンシューマーゲームがあります。

コンシューマーと呼ばれる言葉が広まったことで、関連用語が数多くあります。
自身が取り組んでいるビジネス用語を理解すれば、コンシューマーについて考える良い機会となるでしょう。

(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年6月に加筆修正更新したものです)