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広告のビークル (vehicle) とは

    
広告の伝達手段の図
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広告のビークル (vehicle) とは

ビークル(vehicle)とは、広告媒体メディア、伝達手段という意味。
直訳すれば車(車両)や乗り物という意味になりますが、これはつまり運ぶ手段、即ち伝達手段ということです。

ビークルという言葉自体はさまざまな分野や業界、ビジネスで使われています。
たとえばinvestment vehicle=投資の手段・媒体=金融商品など。
そして肝心の広告関係では、ビークルというと広告を掲載する特定の媒体を指すのが一般的です。いわゆる、雑誌名や新聞名。

ちなみに、新聞・雑誌・テレビ・ラジオのメディアのことは媒体クラスといい
それらの個別の銘柄、○○新聞や週刊○○、各テレビ番組などを媒体ビークルといいます。

広告の伝達手段の図

Pixabay画像:広告の伝達手段の図

広告業界でビークルとは、宣伝をするための伝達手段、掲載媒体だと捉えておくといいでしょう。
ただし実際の現場では、ビークルという言葉はあまり使われず、単に「媒体」と呼ぶことのほうが多いです。

とはいえ広告業界で働いたり、関わったりするのなら、用語としてのビークルの意味や使用方法などは覚えておいたほうがいいでしょう。
なお広告業界においてビークルとは、不特定多数ではなく顧客や新規見込み客に向けた伝達手段であることもあわせて覚えておきたいものです。

また、効果的なマーケティングを行うためには、ビークルごとの統計をとることが大事です。
なぜなら各ビークルごとに広告の効果を測定し、掲載するコマーシャルにもっとも反響や反応があるのはどの媒体なのかを割り出せば、以降の広告掲載の参考になるから。
媒体クラスだけで統計を取った場合、「テレビCMよりも雑誌広告のほうが効果的」という大雑把なデータしか得られません。

しかし、媒体ビークル、ビークルごとに統計を取れば、「同じ雑誌広告でも、週刊○○は効果があり、月刊△△は反応がいまいちだ」という細かいことまでわかります。
雑誌は出版社やターゲット層、内容等によってそれぞれのカラーがありますから、どの雑誌に載せた広告が効果が高いのかがわかれば、以降は同傾向の雑誌に絞って宣伝広告を行えるのです。

このように媒体ビークルをじょうずに選別することこそ、経費を削減した上で広告効果を高めるために有効な手段だといえます。

(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年に加筆修正更新したものです)

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