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BtoB広報・PRの始め方|プレスリリースで取材を獲得し「広告費0円」で認知を広げる戦略

    
自社のプレスリリースがWebメディアに掲載された記事を見て、デスクで笑顔でガッツポーズをするBtoB広報担当者
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BtoB広報・PRの始め方|プレスリリースで取材を獲得し「広告費0円」で...
▼ この記事の対象: 広告予算をかけずに知名度を上げたい、または「業界内での信頼(お墨付き)」を獲得したい中小企業・BtoB企業マーケター

自社のプレスリリースがWebメディアに掲載された記事を見て、デスクで笑顔でガッツポーズをするBtoB広報担当者

「ウチのような無名なBtoB企業は、テレビや新聞には出られない」
「広報なんて、大企業がやるものでしょ?」

そう思い込んで諦めていませんか?
実は、BtoB企業こそ、お金を払う「広告」よりも、メディアに記事として取り上げられる「広報(パブリシティ)」に力を入れるべきです。

なぜなら、どれだけ広告費を積んでも買えない「社会的信用」が手に入るからです。
本記事では、広告費ゼロで認知を広げ、SEO効果(被リンク)まで得られる「BtoB広報戦略」の基本と、取材を呼び込むプレスリリースの書き方を解説します。

この記事は「オフライン広告・PR戦略」の詳細解説ページです。


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「広告」と「広報(パブリシティ)」の決定的な違い

「PR」を「アピール(宣伝)」と同じ意味で使っている人が多いですが、マーケティング用語としては明確に区別されます。
広報活動によってメディアに取り上げられることを「パブリシティ(Publicity)」と呼びます。

広告(Paid Media)と広報(Earned Media)の違いを比較した図解。費用、情報の信頼性、コントロール権の対比表

 

自分で言うか、第三者が言うか(信頼性の違い)

  • 広告(Ads): 「当社の商品は素晴らしいです!」と自ら主張するもの。枠を買えば確実に掲載されますが、受け手は「宣伝」として割り引いて見ます。
  • 広報(PR): 「この会社の商品は素晴らしいらしい」と新聞やニュースが報道するもの。掲載される保証はありませんが、第三者視点の客観的な情報として、絶大な信頼が得られます。

コントロール権と費用の違い

広告は費用がかかりますが、「いつ、どこに、どんな内容を出すか」を100%コントロールできます。
一方、広報は基本0円ですが、記事の内容は記者が決めます。時には意図しない切り口で書かれるリスクもありますが、それを含めても「無料での認知拡大」は魅力的です。

💡 知っておきたい「お金で買う記事」の話

広報と広告の中間に位置する手法として、以下のようなものがあります。

有料パブリシティ(ペイドパブ)/記事広告
お金を払って、メディアの編集記事と同じ体裁で作ってもらう広告のこと。「PR」や「AD」の表記が入りますが、通常の広告より熟読されやすい特徴があります。
パブリッシャー・レター(Publisher Letter)
雑誌などで編集長(発行人)からの手紙という形式を取ったコラムや広告手法。編集部の意見として語られるため、読者の信頼を得やすく、ブランディング目的で使われます。

BtoB企業が広報・PRに力を入れる3つのメリット

BtoB企業にとって、広報活動は単なる「知名度アップ」以上の経営的なメリットをもたらします。

営業・採用で効く「社会的信用(お墨付き)」

無名な中小企業にとって、新規開拓の最大の壁は「信用」です。
「日経新聞に載った」「業界紙で紹介された」という事実は、その壁を一撃で壊す最強の営業ツールになります。また、家族や友人に誇れる会社として、採用活動にも好影響を与えます。

Web広告のCPAを下げる「指名検索」の増加

ニュースを見た人は、社名やサービス名で検索します。
この「指名検索」が増えると、競合と比較されずに成約するため、Web広告全体の獲得コスト(CPA)が劇的に下がります。

SEO最強の施策「被リンク」の獲得

Webメディアにプレスリリースが転載されたり、ニュースサイトで紹介されると、自社サイトへのリンク(被リンク)が貼られます。
Googleは「信頼できるサイトからリンクされているサイト」を高く評価するため、SEOの順位(ドメインパワー)が底上げされます。これは広告にはない、広報だけの特権です。

メディアが取材したくなる「プレスリリース」の書き方

記者の元には毎日数百通のプレスリリースが届きます。
その中から「これは記事にしたい!」と思わせるには、書き方にコツがあります。

宣伝色を消して「社会課題」と結びつける

記者は「一企業の宣伝」はしたくありませんが、「社会の課題を解決するニュース」なら書きたいと考えます。

❌ ダメな例:
「画期的な機能がついた新サービス〇〇を発売しました!」(ただの宣伝)

⭕️ 良い例:
「人手不足の建設業界を救う。残業時間を〇割削減するDXツール〇〇を開発」(社会性がある)

記者はここしか見ない!「タイトル」の鉄則

メールの件名やリリースのタイトルで、9割が決まります。
「誰が」「何をして」「世の中がどう変わるか」を30文字程度で簡潔にまとめましょう。「業界初」「日本初」「No.1」といった客観的な事実がある場合は必ず入れます。

信頼性を担保する「数字」と「根拠」

「すごい」「画期的」といった形容詞は不要です。
「作業時間を50%削減」「導入社数1,000社突破」など、記者が記事を書く際にそのまま引用できる具体的な「数字(ファクト)」を用意しましょう。

プレスリリースの配信・アプローチ方法

最高のプレスリリースが書けても、記者の手元に届かなければ意味がありません。
BtoB企業がとるべき配信ルートは主に3つあります。

配信プラットフォーム(PR TIMES等)の活用

最も手軽で、SEO効果も高い方法です。
「PR TIMES」や「@Press」などの配信サービスを利用すると、提携している数多くのWebメディアに自動で転載されます。

  • メリット: 確実にWeb上に記事が残る。被リンクが得られる。
  • デメリット: 1配信3万円〜程度のコストがかかる。テレビや大手新聞の記者が必ず見ているとは限らない。

メディアキャラバンと「投げ込み」

新聞社やテレビ局にある「記者クラブ」に直接資料を持ち込む方法(投げ込み)や、懇意にしている記者に個別に連絡する方法です。
地道ですが、地方紙や業界紙(建設新聞、物流新聞など)はネタを求めていることが多いため、BtoB企業でも掲載率は意外と高いです。

自社リストへのメール・FAX配信

メディアだけでなく、「見込み客(顧客)」に直接ニュースを届けるのも立派な広報活動です。
「新機能リリース」や「導入事例」を、メルマガやFaxDMで配信することで、休眠顧客を掘り起こすきっかけになります。

まとめ:掲載実績を「二次利用」してこそ成果が出る

広報活動のゴールは「記事が出ること」ではありません。
記事が出たという事実を、営業やマーケティングに「二次利用」することが本当のゴールです。

  • Webサイトに掲載: 「メディア掲載実績」ページを作り、ロゴを並べる(CVR向上)
  • 営業資料に追加: 「日経新聞で紹介されました」と一言添える(信頼獲得)
  • メルマガで拡散: 記事のURLを顧客に送る(第三者評価のアピール)

まずは「業界紙」や「Webニュース」といった小さな実績から積み上げ、最終的にテレビや全国紙を目指しましょう。

そのニュース、メディアを待たずに「直接」届けませんか?

プレスリリースの内容は、メディアだけでなく
未来のお客様(見込み客)にとっても有益な情報です。

FaxDM屋ドットコムのメール配信サービスなら、
約180万件のリスト(企業代表アドレス等)からターゲットを絞り、
御社の新サービスや導入事例を、能動的に配信できます。

※取材獲得のためのメディアアプローチ手段としてもご相談いただけます。

BtoB広報・PRに関するよくある質問

Q. 新商品などのネタがない場合はどうすればいいですか?

「調査リリース」がおすすめです。自社の業界に関するアンケート調査を行い、その結果(例えば「建設業界の8割がDXに課題」など)をレポートとして発表すれば、立派なニュースになります。

Q. ペイドパブ(記事広告)と通常の記事の見分け方は?

ペイドパブには、紙面の隅やWebページのヘッダーに必ず「PR」「AD」「広告」「Promotion」といった表記が入っています。これがない純粋な編集記事の方が、読者からの信頼性は高くなります。

Q. プレスリリース配信サービスの費用感は?

サービスによりますが、1配信あたり3万円前後が相場です。月額定額制のプランもあります。自社でメディアリストを持っていればメール配信のみで0円で済みますが、拡散力を考えると配信サービスの利用が推奨されます。

本記事の監修・参考情報について

本記事は、BtoB広報の実務経験に加え、以下の広報関連機関・プラットフォームの公開情報を参考に作成しています。

  • ・株式会社PR TIMES

    (国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービス。配信数データや、メディアに採用されやすいリリースの傾向データを参照)
  • ・日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)

    (広報・PRの定義、倫理綱領、パブリシティ活動のガイドラインを参照)
  • ・株式会社電通PRコンサルティング

    (企業広報の戦略立案メソッド、危機管理広報(クライシスマネジメント)の基礎知識を参照)

(2014年に掲載した記事を15年26年に加筆修正更新したものです)

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