共通コード管理センター(Code Control Center)とは、社団法人日本広告主協会(現日本アドバタイザーズ協会)との合意のもと、日本民間放送局連盟と、社団法人日本広告業協会が共同で推進母体となり設立した任意団体です。

共通コード管理センターの設立は平成12年11月で、テレビCM素材を放映するのに必要な「10桁CMコード」の前半4桁の発番・管理を行っています。

Code Control Center画像
Pixabay画像:Code Control Centerの画像

共通コード管理センターの概要

共通コード管理センターのホームページURLは以下の通りです。
https://www.ccc.or.jp/

所在地:東京都中央区銀座7-4-17 電通銀座ビル8F
電話番号:03-5568-7565
FAX番号:03-5568-7570
(情報はいずれも2021年11月17日時点のもの)

事業内容は先述した通り、広告事業者コードの発番・管理のほか、広告事業者コードの登録ルールの策定、10桁CMコードの運用ルールに関する調整などを行っています。

10桁CMコードとは

10桁CMコードは、テレビ・ラジオCMの放送時に必要な10桁の管理コードです。
この10桁CMコードがないと、たとえCMの体裁をなしていてもCMとして放送されることはありません。
ちなみに例外なくこのルールが適用されるようになったのは、2006年12月1日以降の放送分からです。

10桁CMコードは4桁の広告事業者コードと6桁の素材コードで構成されています。
広告事業者コードを初めて取得する場合は、共有コード管理センターに発番申請を行います。
もし自社でCMを作る際に広告事業者コードが発番されているかわからない場合、共通コード管理センターのホームページで検索して確認することができます。

広告事業者コードが発番されたのち、素材コードを広告事業者が発番し、10桁コードが完成します。ちなみにこの6桁の素材コードは、広告事業者が発番・管理するものであって、共通コード管理センターへの申請や報告を行う必要はありません。
この10桁コードを使って、CMの発注から制作、放送、確認などが実施されるという流れになるため、10桁コードは不可欠です。

10桁CMコードのルール

10桁CMコードは、1つのCM素材に対して1コードとなり重複は許されていません。
また過去に付番済みのコードは、ほかのCM素材に流用しないことになっています。
加えて映像と音声の内容が完全に一致しているCM素材に対して付番されることが明確化されています。

これは画角や音声種別、秒数、文字スーパー、アナウンスコメントが少しでも違った場合、別の素材として扱われるということを意味します。

(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年に加筆修正更新したものです)