アップセリング(up selling)とは客単価向上手法の一つで、顧客が購入する商品よりもランクが高い製品やサービスを販売することです。
売上を拡大するための手法として用いられると同時に、商品の付加価値を顧客にすすめて満足感を与えることができます。

アップセリングは販売予定だった商品よりも利益が上がるため、顧客単価を増加するために行われています。
しかし利益を上げたいからといって、価格の高いものをすすめるのではなく顧客が納得できる商品・サービスを提供することが大事です。

不必要な機能やサービスを無理に進めると顧客満足度が下がり、クレームなどの原因につながってしまいます。
そのため一時的に売上が上がっても、顧客からのイメージがダウンし将来的には売上がダウンしてしまう可能性が高くなるでしょう。

アップセリングイメージ画像
Pixabay画像:Up, Sellingイメージ画像
アップセリングの類義語には「クロスセリング」と「ダウンセリング」があります。
クロスセリングとは顧客が求めている商品以外に関連商品も一緒にすすめる手法です。

ダウンセリングはアップセリングの反対語で、同じジャンルの下位商品をすすめることです。
顧客が商品購入の取りやめを回避するために行う手法です。
ダウンセリングを上手く活用することで、売上の減少を抑えることができます。

アップセリング以外にクロスセリング・ダウンセリングを組み合わせて、商品を提供するのは売上アップに重要なことです。

(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年6月に加筆修正更新したものです)