引札

引札(ヒキフダ)とは、日本におけるチラシの発祥となる発行物のこと。

江戸時代に商店や問屋が、広告のために目を引く色使いと大胆なデザインで発行した。

最初は、呉服商越後屋(現:三越百貨店)が天和3年に発行した「呉服物現金安売り掛け値なし」のコピーを摺り込んで配付したものである。

引札の名前の由来は、「引く(当時の”配る”の意味」、「客を引く」、「客を引き付ける」から来ているというのが一般的な説である。