Cookie(クッキー)とは?仕組みと同意しない影響|廃止後の集客対策まで
「Cookie同意」の意味や影響を知りたい一般ユーザーの方と、サードパーティCookie廃止によるWeb広告の成果悪化に悩む企業のマーケティング担当者様を対象にしています。仕組みの基礎から、規制が進むこれからの時代に必要な「脱Cookie(Cookieレス)」の集客対策までを解説します。

Webサイトを閲覧していると、画面の下に「Cookie(クッキー)に同意しますか?」というポップアップが表示されることが増えました。
「同意しないとサイトが見られなくなるの?」「個人情報が抜かれるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
本記事では、Cookieの基本的な仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。さらに、企業のマーケティング担当者様に向けて、Cookie規制がWeb広告に与える影響と対策についても触れていきます。
Cookie(クッキー)とは?仕組みをわかりやすく解説
Cookie(クッキー)とは、あなたがWebサイトを訪れた日時や入力内容などのデータを、あなたのブラウザ(スマホやPC)に一時的に保存させる仕組みのことです。
💡 例えるなら「会員証」や「荷札」
Cookieは、Webサイト側が発行する「会員証」のようなものです。
- 1回目の訪問: お店(Webサイト)から会員証(Cookie)を渡される。
- 2回目の訪問: 会員証(Cookie)を見せることで、「あ、前回の〇〇さんですね」と認識される。
この仕組みがあるおかげで、IDやパスワードを毎回入力しなくてもログイン状態が続いたり、ショッピングカートに入れた商品が消えずに残っていたりします。
キャッシュ(Cache)との違い
よく混同される言葉に「キャッシュ」がありますが、役割が異なります。
- Cookie(クッキー): ユーザーの情報(ID、カートの中身、閲覧履歴など)を保存するテキストファイル。
- Cache(キャッシュ): Webページの画像やデザイン情報(重いデータ)を保存し、次回表示を速くするための機能。
「Cookieに同意しない」とどうなる?
最近のWebサイトでは、個人情報保護の観点から「Cookieの使用に同意しますか?」と聞かれます。
結論から言うと、「すべて拒否(同意しない)」を選択しても、Webサイトの閲覧自体は可能です。ただし、一部機能に制限が出ます。
| 選択 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 同意する | ・ログイン状態が維持される ・自分好みの商品が表示される ・便利な機能が使える |
・行動履歴が追跡される ・興味関心に合った広告が表示され続ける(リターゲティング) |
| 同意しない | ・Web上の行動を追跡されない ・プライバシーが守られる ・追跡型広告が減る |
・毎回ログインが必要になる ・カートの中身が消える ・何度も「同意」ポップアップが出る |
どれを拒否すればいい?(1st Partyと3rd Party)
Cookieには2種類あります。一般的に「規制」や「拒否」の対象となるのは、後者のサードパーティCookieです。
- ① ファーストパーティCookie(1st Party Cookie)
- 訪問しているサイトドメインが発行するもの。ログイン維持やカート機能など、サイトの利便性に直結するため、これがないと不便になります。
- ② サードパーティCookie(3rd Party Cookie)
- 訪問したサイト以外の第三者(広告配信サーバーなど)が発行するもの。複数のサイトをまたいであなたの行動を追跡(トラッキング)し、広告を表示するために使われます。プライバシー保護の観点で規制が進んでいるのはこちらです。

Webサイトを便利にする「ファーストパーティ」と、追跡広告に使われる「サードパーティ」の違い。現在、廃止・規制が進んでいるのは右側のサードパーティCookieです。
【マーケ担当者必読】Cookie規制と「Web広告の限界」
ここからは、企業のWeb担当者・マーケティング担当者が知っておくべき「ビジネスへの影響」について解説します。
世界的なプライバシー保護の潮流(GDPRやCCPA)により、AppleのSafari(ITP機能)やGoogle Chromeなどが、相次いで「サードパーティCookieの廃止・制限」を打ち出しています。
Web広告への深刻なダメージ
Cookieが規制されると、従来のWeb広告運用に以下のような問題が発生します。
- リターゲティング広告が出せない: 「一度サイトに来た人を追いかけて広告を出す」手法が使えなくなります。CPA(獲得単価)が悪化する最大の要因です。
- コンバージョン計測(CV)の欠損: ユーザーが広告をクリックして購入しても、正確なデータが取れず、広告効果が見えなくなります。
- ターゲティング精度の低下: ユーザーの興味関心データが取得できず、無関係な人に広告を出して予算を浪費するリスクが高まります。
結論: これまでのように「Web広告にお金をかければ自動で集客できる」という時代は終わりつつあります。
「Cookieレス」時代の集客対策:原点回帰のダイレクトマーケティング
Web上の追跡が難しくなる中、多くのBtoB企業が「Cookieに依存しない集客チャネル」の再構築を急いでいます。
そこで再評価されているのが、企業リストに対して直接アプローチを行う「プッシュ型営業(アウトバウンド)」です。
メールマーケティング(オプトインリストの活用)
ブラウザのCookieに関係なく、企業の担当者へ直接情報を届けられます。自社で保有する名刺情報やハウスリスト、あるいは外部の高品質な企業データベースを活用することで、安定したリード獲得が可能です。
FAXDM・郵送DM(決裁者への直接到達)
デジタル広告が飽和し、追跡も難しくなった今、「紙」という物理的な媒体の開封率の高さが見直されています。
特にBtoBにおいては、FAXDMは「開封率ほぼ100%」という強みがあります。Web広告のように「クリックされるのを待つ」のではなく、「今すぐ見てほしい情報を、確実に届ける」ことができるため、即効性が求められるキャンペーンやセミナー集客に最適です。
Cookie規制の影響を受けない「FAXDM屋」の強み
当社のFAXDM・法人名簿サービスは、Webトラッキング技術を一切使用しません。
全国500万件の企業データベースから、業種・地域・規模でターゲットを絞り込み、貴社の案内を直接届けます。
- Cookie同意不要: 相手のブラウザ設定に依存しません。
- 高到達率: 最新のリストクリーニング技術で、無駄打ちを防ぎます。
- コスト削減: Web広告のクリック単価高騰を回避し、1通数円からの低コストで配信可能。
まとめ:Cookieの仕組みを理解してリスク分散を
一般ユーザーの方は、Cookieの仕組みを理解した上で「必要なCookie(1st Party)」と「広告用Cookie(3rd Party)」を使い分けるのが賢い付き合い方です。
そして企業のマーケティング担当者様にとっては、「Web広告(Cookie)一本足打法」のリスクを認識すべきタイミングです。
デジタルとアナログ、プル型とプッシュ型を組み合わせ、プラットフォームの規制に左右されない強い集客基盤を作りましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. Cookieを削除するとどうなりますか?
ブラウザに保存されたログイン情報やカートの中身がリセットされます。Webサイトの閲覧履歴も消えますが、PCやスマホ内のデータ(写真や文書など)が消えることはありません。
Q. 「すべてのCookieを受け入れる」を押しても大丈夫ですか?
基本的には問題ありませんが、行動履歴に基づいた広告が表示されやすくなります。不審なサイトでない限り、セキュリティ上の危険は低いです。
Q. サードパーティCookieの廃止はいつですか?
Google Chromeは当初2024年の廃止を予定していましたが、何度か延期を発表しています(2025年以降の見通し)。しかし、Apple(Safari)やFirefoxではすでにブロック機能が実装されており、マーケティングへの影響はすでに出始めています。
👉 あわせて読みたい:Web広告の選び方
Cookie規制の影響を受けにくい広告媒体や、BtoB企業が選ぶべきWeb広告の種類について、以下の記事で体系的に解説しています。
参照元・出典情報
(2014年に掲載した記事を24年26年に加筆修正更新したものです)
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