日本ダイレクトメール協会(JDMA)とは?活動内容と「DMメディア実態調査」の重要性
一般社団法人日本ダイレクトメール協会(JDMA)は、ダイレクトメール(DM)の健全な普及と振興を目的として設立された業界団体です。郵便やメール便を利用したダイレクトマーケティングに関するガイドラインの策定、調査研究、人材育成などを通じて、業界全体の信頼性向上に取り組んでいます。
日本ダイレクトメール協会(JDMA)の概要
1967年に設立された日本で唯一のDM専門団体です。主な活動目的は、DMを利用する企業(広告主)と、制作・発送を請け負う企業(サプライヤー)双方が、生活者から信頼される環境を作ることです。 特に個人情報保護に関しては厳格な「DMマーク制度」や倫理綱領を設けており、受取人のプライバシーに配慮した適切なDM送付を推進しています。
担当者が参照すべき「DMメディア実態調査」
マーケティング担当者にとって最も重要な協会の活動が、定期的に発表される「DMメディア実態調査」です。 「自分宛てのDMをどの程度開封したか」「開封後にどのような行動(ネット検索・来店・購入)をとったか」といった詳細なデータが公開されています。一般的に引用される「DMの平均開封率(約79.5%など)」や「行動喚起率」の統計データは、主にこの調査結果がソース(出典)となっています。
教育・表彰活動(DM大賞・DMアドバイザー)
業界のレベルアップを図るため、以下の活動を行っています。
- 全日本DM大賞:
戦略性、クリエイティブ、実施効果に優れたDMを選出し、表彰するアワードです。最新の成功事例を学ぶ場として機能しています。
- DMアドバイザー認定制度:
DMの企画・制作・発送に関する専門知識を有した人材を認定する資格制度です。
現代におけるダイレクトマーケティングの広がり
協会が定義するダイレクトメールは主に郵送物を指しますが、現代のダイレクトマーケティングは多チャネル化しています。 特に法人営業(BtoB)の分野では、物理的な郵送コストを削減するために、紙媒体とデジタルを組み合わせたBtoBダイレクトメール戦略が主流になりつつあります。郵送DMの高い信頼性と、FAXやメールの速報性を使い分けることが、現代のマーケターには求められています。
▼ ダイレクトマーケティング関連サービス・情報一覧
日本ダイレクトメール協会が推奨するメディアミックス戦略や、コストを抑えて効率的にアプローチするための具体的なツール・サービス一覧です。
コスト削減と効率化(送信代行・リスト)
- FAXで即時アプローチ:
- メールで決裁者に届ける:
- 特定電子メール法対応:
関連知識・メディア活用
- 開封率を高める工夫:
- エリア戦略の最高峰:
- 基礎知識と戦略:
(2014年に掲載した記事を16年25年に加筆修正更新したものです)
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