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「読まれない」をなくす視線誘導の法則!Zの法則・Fの法則・グーテンベルクの法則をチラシ・Web・資料作成に活かす

    
視線誘導の法則を比較したアイキャッチ。紙媒体のZの法則(Z型の矢印)と、Web媒体のFの法則(F型のヒートマップ)の対比図。
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「読まれない」をなくす視線誘導の法則!Zの法則・Fの法則・グーテンベルク...

「渾身のキャッチコピーを書いたのに、全く反応がない…」

チラシやLP(ランディングページ)、営業資料でそんな経験はありませんか?
もしかすると、その原因は文章の内容ではなく、「レイアウト(配置)」にあるかもしれません。

人間の視線は、無意識のうちに「ある決まったルート」を通って移動します。このルートを無視して情報を配置してしまうと、読者の目は迷子になり、「読みにくい」というストレスを感じて離脱してしまうのです。

逆に言えば、視線のルールさえ知っていれば、

  • 一番読んでほしいメリットを確実に読ませる
  • 自然な流れで申し込みボタン(ゴール)へ誘導する

といったことが、デザインのセンスに関係なく「理論的」に可能になります。

本記事では、紙媒体・スライドの鉄則「Zの法則」と、Web媒体の鉄則「Fの法則」を中心に、売れるレイアウトの正解を解説します。

視線誘導の法則を比較したアイキャッチ。紙媒体のZの法則(Z型の矢印)と、Web媒体のFの法則(F型のヒートマップ)の対比図。

📢 営業心理学シリーズ
本記事はデザイン・レイアウト編です。営業心理学の全体像や基礎知識は「営業心理学とテクニックまとめ」をご覧ください。

視線誘導の3大基本法則【図解あり】

【本章の要約】
媒体によって「目の動き」は決まっています。全体を俯瞰する「紙・スライド」と、スクロール前提の「Web」では、視線の動き方が全く異なります。

Zの法則(紙・スライド・実店舗)

視線は「左上」から始まり、「右下」へ抜ける。

チラシ、パンフレット、FAX DM、雑誌、プレゼン資料など、「一覧性のある媒体(横書き)」を見る時の動きです。
全体像を把握しようとして、「左上 ➡ 右上 ➡ 左下 ➡ 右下」と、アルファベットの「Z」を描くように視線が移動します。コンビニの陳列棚や、自動販売機の配置もこの法則で作られています。

Fの法則(Webサイト・スマホ)

視線は「左」を起点に、何度も横へ走る。

Webサイト、ブログ記事、SNSなど、「縦スクロールする媒体」を見る時の動きです。
読者は上から下へ流し読みしながら、気になった見出しの頭(左端)を見て、興味があれば右へ視線を走らせます。その軌跡が「F」の字に見えることから名付けられました。

Nの法則(縦書き書籍・新聞)

視線は「右上」から始まり、「左下」へ抜ける。

日本語の小説や新聞など、「縦書き」の媒体を見る時の動きです。
「右上 ➡ 右下 ➡ 左上 ➡ 左下」と、Zとは逆の動き(アルファベットのN)をします。和風のデザインや、年配向けのDMを作る際にはこの法則が適用されます。

【Zの法則】チラシ・FAX DM・プレゼン資料の鉄則

【本章の要約】
ビジネス資料の9割は「Zの法則」です。最も重要なのは「入口(左上)」と「出口(右下)」です。ここに何を置くかで、反響率は大きく変わります。

チラシやFAX DMのZの法則レイアウト図解。左上にキャッチコピー、中央に詳細、右下にアクション(申込)を配置する流れを示した図。

「左上」に命をかけろ

Zの法則において、読者が最初に見る場所は「左上」です。
ここに何を置いていますか?

もし「会社のロゴ」や「時候の挨拶(拝啓~)」を置いているなら、それは非常にもったいない配置です。読者は左上を見た瞬間に「これは自分に関係あるか?」を0.5秒で判断します。だからこそ、左上には「最大のメリット(キャッチコピー)」「ターゲットへの呼びかけ」を置くのが鉄則です。

「右下」はゴールの指定席

Zの動きの終着点である「右下」は、視線が最後に止まる場所です。
ここには、次に取ってほしいアクション(CTA)を配置します。

  • FAX返信用の記入欄
  • 電話番号
  • QRコード
  • 「ご清聴ありがとうございました」(プレゼンの場合)

よくある失敗が、右下に「挨拶文」を置いてしまい、左下に「申込書」を置いてしまうパターンです。これでは視線の流れに逆行するため、読者は「どこに申し込めばいいの?」と迷ってしまいます。

【保存版】Zの法則・黄金レイアウト表

エリア 役割 配置すべき要素
① 左上(Start)
【最重要】
アイキャッチ
興味を惹きつけ、読む気にさせる
・キャッチコピー
・「〇〇でお困りの方へ」
・衝撃的な数字(売上2倍など)
② 右上 ➡ 左下
(Transit)
ボディコピー
詳細を説明し、納得させる
・商品写真、図解
・証拠(お客様の声、実績)
・具体的なサービス内容
③ 右下(Goal)
【クロージング】
アクション
行動を促す
・申込記入欄
・電話番号(大きく!)
・検索窓、QRコード

【Fの法則】Webサイト・メール・LPの鉄則

【本章の要約】
Webユーザーは「読み飛ばす」生き物です。Fの法則に従い、重要な見出しやキーワードを「左側」に寄せることで、スクロールしながらでも情報を拾ってもらえます。

Webは「流し読み」が前提

ニールセン・ノーマン・グループの調査によると、Webページの訪問者がテキストを隅々まで読む確率は非常に低く、ほとんどの人が「見出しの頭(左端)」だけを拾い読みしていることが分かっています。

そのため、Webデザインやブログ記事において「中央揃え(センタリング)」を多用するのは危険です。視線の起点が毎回中央にリセットされるため、流し読みのリズムが崩れ、「読みにくい」と感じさせてしまうからです。

「左側」に結論を置く

Fの法則を攻略するポイントは2つです。

  1. 見出し(H2, H3)を左寄せにする:
    視線が必ず通る「Fの縦棒」部分に見出しを置きます。
  2. 重要な単語を文頭に持ってくる:
    メールの件名や箇条書きでは、結論を最初に書きます。
    ×「次回の会議の日程変更の件について」
    〇「【日程変更】次回の会議について」

Webでは、「左端を見れば大体の意味が分かる」ようにレイアウトするのが、親切な設計(UI/UX)と言えます。

💡 あわせて読みたい
「重要なことを最初に(左上に)置く」という考え方は、文章構成の「アンチクライマックス法」と同じです。詳しい使い分けは以下の記事をご覧ください。
👉 アンチクライマックス法とクライマックス法の使い分け|営業プレゼン構成術

応用編:視線を「強制的に」動かすテクニック

【本章の要約】
ZやFの自然な流れだけでなく、意図的に特定の場所に視線を集める「強調テクニック」を紹介します。写真の向きや矢印一つで、読者の目の動きはコントロール可能です。

視線(まなざし)の法則

人間には「他人が見ている方向を見てしまう」という習性があります(共同注意)。
これを利用し、チラシやLPに人物写真を使う場合は、その人物の視線を「見てほしい要素(商品やキャッチコピー)」に向けさせます。

  • 悪い例:
    人物が読者(正面)を見ている。
    (目が合ってしまい、そこで視線が止まる)
  • 良い例:
    人物が隣の商品や申込ボタンを見ている。
    (読者の視線も自然と商品へ誘導される)

矢印(Arrow)効果

原始的ですが、最強の誘導ツールです。
矢印(➡)や指差しのアイコンがあると、人間は無条件にその先を目で追ってしまいます。
FAX DMで申込欄への誘導率を上げたいなら、複雑な説明をするよりも、手書き風の矢印で「お申し込みはこちら!➡」と書く方が圧倒的に効果があります。

空白(White Space)の利用

「情報を詰め込みすぎ」は、視線誘導の敵です。
スーパーのチラシのように隙間なく埋め尽くすと、視線は迷子になります。逆に、あえて何もない「空白」を作ると、その中央にある要素に強力な重力が生まれます。
本当に伝えたいキラーメッセージの周りには、勇気を持って余白を作りましょう。

【グーテンベルクの法則】均等に配置してはいけない

【本章の要約】
画面を4分割した際、それぞれのエリアには「重力」のような強弱があるという理論です。すべての情報を均等に並べるのではなく、対角線上に重要情報を置くのがセオリーです。

4つのエリアと役割

デザインの祖、ヨハネス・グーテンベルクに由来する法則です。画面を均等に4つに割った時、視線は以下のように流れます。

  1. 第1エリア(左上):プライマリーエリア
    最も注目される場所。キャッチコピーやタイトル。
  2. 第2エリア(右上):ストロングフォールエリア
    視線が一度通るが、止まりにくい場所。補足情報や画像。
  3. 第3エリア(左下):ウィークフォールエリア
    最も見落とされやすい死角。重要度が低い情報(注釈など)。
  4. 第4エリア(右下):ターミナルエリア
    視線の終着点。結論、ロゴ、連絡先、CTA。

つまり、重要な情報は「左上から右下への対角線(斜めライン)」に配置し、それ以外の場所(右上・左下)は補助的なエリアとして使うのが、最も美しいレイアウトとされています。

まとめ:デザインは「アート」ではなく「おもてなし」

「視線誘導」と聞くと、何か相手を操るような響きがあるかもしれません。
しかし本質は、読み手を迷わせず、ストレスなく情報を届けるための「おもてなし(ユーザビリティ)」です。

せっかく良い商品やサービスを持っているのに、「どこを見ればいいか分からない」という理由だけでスルーされるのは、売り手にとっても買い手にとっても損失です。
ぜひ今日から、資料を作る際は「左上に結論、右下に出口」を意識してみてください。それだけで、あなたの「伝えたい想い」は相手に届きやすくなります。


よくある質問(FAQ)

視線誘導やレイアウトについて、営業・制作現場からよくある質問にお答えします。

Q. スマホ時代の「Fの法則」はどう変わっていますか?

A. スマホは画面が縦長で狭いため、「F型」というよりは「I型(上から下へ一直線)」に近い動きになります。そのため、左右に視線を振らせるレイアウトよりも、シンプルに縦一列に情報を並べる「シングルカラム」のデザインが好まれます。

Q. FAX DMで一番目立たせるべきはどこですか?

A. 「左上のキャッチコピー」です。FAX DMは手に取った瞬間の0.5秒で「捨てるか読むか」を判断されます。ヘッダー部分(左上)に、受け手のメリット(〇〇を解決しませんか?など)を大きく太字で配置してください。

Q. 英語の資料でもZの法則は使えますか?

A. はい、使えます。英語も横書き(左から右)の言語なので、Zの法則やFの法則はそのまま適用されます。ただし、アラビア語など「右から左」に読む言語圏では、すべての法則が左右反転します。

参考文献・出典データ

  • Webユーザビリティ研究:
    Nielsen Norman Group. “F-Shaped Pattern For Reading Web Content” (2006).
    ※Web閲覧時の視線が「F字型」になることをアイトラッキング調査で発見した有名な研究。
  • デザイン・レイアウト理論:
    エドムンド・C・アーノルド『Ancient Principle of Gutenberg Diagram』(グーテンベルク・ダイアグラムの提唱者)

※本記事は2025年12月22日時点の情報に基づき作成されています。

(2014年に掲載した記事を16年25年に加筆修正更新したものです)

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