CMバンクとは、放送予定のCM素材を保管しスケジュールどおりに送出するための設備のこと。
CMバンクは、設備一式でCMバンクシステムと呼ばれている。

保管されたCM素材は、10桁CMコード・素材タイトル・秒数・素材種別などが記録されている。
CMバンクには、CM素材の他に番組PRも保管される。
NECや東芝が日本における代表的なベンダーである。

リビングボード上の液晶テレビ
PIXTA画像:リビングボード上の液晶テレビ

2017年よりデータの入ったメモリやテープを物理的に納品するのでなく、インターネット広告のようにオンライン上でのCMデータ納品をするデジタル送稿の取り組みがスタートしている。2023年にはシステム移行が完了予定で、大幅な工数削減と柔軟なCMデータ納品、放送が期待されている。

インターネットで動画をみる消費者が増えてきている中で、テレビ局としてもどのように番組やTVCMのデータを扱うかが重要になってきている。

CMバンク第1号機は、1977年札幌テレビ放送である。

(この用語は2014年5に掲載した記事を加筆修正したものです)