トーン・アンド・マナーとは、直訳では「調子と様式」のことで、広告が生み出す雰囲気や調子(表現基調)のこと。
広告業界では、略して「トンマナ」と言われる。

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広告表現では、商品やサービスを広告の接触者にとって親しみやすく自分に関係があると理解してもらう必要がある。そのために広告の接触者に対して一貫性のある表現が重要となる。
それの一貫性の維持をトンマナを合わせるということが多い。

例えば、コカコーラを連想する赤の背景に白字のような視覚的な表現を元にすべての表現のトンマナを合わせることもあれば、コカコーラを飲んで楽しい、ハッピーな気分になるという情緒的な表現にコミュニケーションのトンマナを合わせることもある。

ウジパブリシティー代表のウジトモコ氏によれば、トーン・アンド・マナーは素材の良さをどのように引き出し、どのように見せるか、即ち“コンセプトへの味付け”であるとしている。

(この用語は2014年5月に掲載した記事を加筆修正したものです)